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今月3日、季節外れの台風第6号が和歌山県に上陸し、気象庁は6月4日頃に梅雨入りしたと発表しました。
西播磨でも本格的な梅雨の時期を迎えています。
気象庁のデータによると、西播磨地域の1月から5月までの降水量は、昨年の同時期を上回っています。今後の長雨により、地盤の緩みや河川の増水、ため池の水位上昇など、災害リスクの高まりが懸念されることから、十分な注意が必要です。
近年、地球温暖化の影響等により、雨の降り方が大きく変化しています。線状降水帯の発生により長時間にわたり広範囲に大雨が降り続くケースがある一方で、狭い範囲に短時間で集中的に降る局地的な豪雨なども頻発しており、降雨の極端化・多様化が進んでいます。
このため、県では6月を「豊かなむらを災害から守る月間」と位置づけ、ため池や山地災害危険地区などを対象に防災パトロールを実施しています。
私も市町、警察、消防などの関係機関とともに、管内の重点地区4箇所を訪問し、現地の状況を確認しました。
たつの市の里山防災林整備地、宍粟市の山地災害危険地区、赤穂市の農地海岸、上郡町のため池です。
各箇所では、対策が講じられているところや、改善が必要と判断したところなど、状況は様々でした。対策が講じられている箇所であっても、想定を超える降雨が発生した場合には、思いもよらない災害につながる可能性があるため、引き続き注意が必要です。
6月中に、県民局、市町、警察、消防、関係団体などと連携しながら、要監視ため池281箇所、山地災害危険地区126箇所、里山防災林整備地11箇所、農地海岸1箇所において、防災パトロールを実施します。
今回のパトロールを通じて、災害は特別な場所に限らず、「日常のすぐ隣」に潜んでいること、また、地域の皆さまや関係機関による日々の取組が安全を支えていることを改めて実感しました。
梅雨の時期は、わずかな変化が大きな災害につながることがあります。「いつもと違う」と感じた際には、早めに行動するとともに、周囲と声を掛け合うことが重要です。
西播磨県民局としても、引き続き関係機関と連携し、防災・減災の取組を着実に進めてまいります。

宍粟市下町

福浦海岸
令和8年6月
兵庫県西播磨県民局長 中野 恭典