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西播磨県民局

局長メッセージ

局長写真R4の4

終わってしまえば、あっという間の夏休み。少年時代、お盆を過ぎた辺りから、日々刻々と迫ってくる自由の終焉と一向に減らない宿題を前に、出口の見えないトンネルを少しずつ下っていくような暗い気持ちになっていた自分を今もふと思い出します。小学校6年生の夏休み末期、割り算の筆算の仕方を完全に忘れてしまっていて、一瞬、目の前が真っ暗になったこともありました。へーそうか、朝から晩まで遊び続けると、僕の頭は1ヶ月くらいでリセットされてしまうのか・・・とかなんとか、その時は愕然とするとともに、変に感心した気がします。そんな自分でも2学期になって色んな友達と会えるのが待ち遠しかったし、実際、学校が始まっても、放課後は、今日はソフトボール、明日は秘密基地づくりと遊んでばかりで相変わらずパラダイスな毎日を送っていました。あの頃は毎日遊び疲れて、9時過ぎのラジオ番組「欽ドン」を布団の中で聞きながら眠っていましたね、懐かしい健康優良児的日々。

社会人になって、夏休みのドキドキ感もなくなり、カレンダー通りに働く毎日が当たり前になって、いつの間にか、去年とおととしの区別もあまりつかなくなってしまった自分がいます。新型コロナの影響について、大半の大人は大して代わり映えしない日々の中で「今年は仕方ないね」とか「また来年ね」と諦めることが出来ても、子ども達はかけがえのない一年一年を過ごす中で、今年しかできない、今しかやれないことでいっぱいのはず、簡単に諦めることはできないと思います。学校行事や友達付き合いにも制約が多く、コロナ前なら当たり前に経験していたことが出来ない、やるにしてもいろいろなことに気を使わなくてはいけない。そんな状況の中で、この子達が出来るだけ悔いを残さないよう、また「コロナで大変だったけど、それが糧になっている」といつか言えるようになってくれることを願っています。そのためには、自分自身、コロナに責任を押しつけて、やるべきことを放棄していないか、考えることを放棄してないか常に自問しながら、何が出来るのかを考え、行動しなければと、改めて思いました。


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西播磨県民局長 渡瀬 康英(わたせ やすひで)


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