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4月から光都の街に住み、セミの鳴き声に感動しています。地球温暖化の影響もあるのか、近年の都市部では、梅雨明けからアブラゼミとクマゼミの鳴き声しか聴きませんでした。しかし、光都では、ニイニイゼミやアブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシなど、様々なセミが順に鳴き、それぞれの鳴き声が季節の移ろいを教えてくれ、自然の中で暮らす喜びを感じています。
残暑が厳しいですが、朝晩は若干涼しくなり、光都では、ツクツクボウシやヒグラシ、マツムシ、キリギリス、コオロギが鳴き始め、秋の気配が少しずつ感じられるようになりました。
秋は、野山を歩くのにも絶好の季節です。西播磨には、そんな季節にぜひ訪れていただきたい場所があります。
それが、山城です。
西播磨の山城の魅力を体感していただくため、
「兵庫・西播磨の山城 城攻めトレッキングスタンプラリー」
を令和8年9月1日から令和9年3月1日まで開催します。
今では静かな山となっている場所にも、かつては人々が暮らし、地域を守るための城が築かれていました。
西播磨には、かつて130を超える山城が築かれていたといわれています。
山城の多くは防御に適した山頂や尾根に築かれており、たどり着くまでに険しい山道を歩くこともあります。山城を訪れる人をまず迎えてくれるのは、木々に包まれた静かな山道です。ゆっくりと足を進めるうちに、尾根の地形を巧みに生かした防御の仕組みや、眼下に広がる町並み、遠くまで見渡せる眺望が現れます。
その景色に触れたとき、先人たちがなぜこの場所を選び、城を築いたのかが少しずつ見えてきます。
山道を登り、風を感じながら、当時の人々と同じ目線で景色を眺める。山城巡りは、歴史を学ぶだけではなく、歴史と自然の魅力を体感する旅でもあります。
今回のスタンプラリーでは、西播磨を代表する10の山城を巡りながら「山城統一」をめざします。
山のスタンプラリーアプリ「YAMASTA(ヤマスタ)」を活用し、歴史と自然の魅力を楽しみながら参加できるデジタルスタンプラリーです。
各城のチェックインポイントでは、その山城を本拠とした武将や特徴的な遺構、地元特産品などをモチーフにしたオリジナルデザインのスタンプを集めることができます。スタンプを集めると、山城統一記念ピンズや名将認定証、攻略記念缶バッジなどの特典が先着順や抽選で入手できます。
まるで戦国時代の城攻めに挑むかのような気分で山城を巡れ、自らの足で西播磨の歴史をたどる楽しさも、このスタンプラリーの魅力です。
山城巡りの楽しみは、城跡にたどり着くまでの道のりにもあります。そこで、西播磨県民局では、安心して山城を訪れていただけるよう「西播磨の山城マップ」を作成しています。登山ルートのほか、駐車場やトイレ、見どころポイント、難所なども掲載しており、初めての方でも安心して気軽に城攻めに挑戦していただけます。スタンプラリーのお供として、ぜひご活用ください。
また、対象となる10の山城のうち、上月城と利神城は「ひょうごフィールドパビリオン」に認定されています。上月城では皆田和紙の紙漉き体験、利神城では宿場町平福を巡るガイドツアーなど、地域に受け継がれてきた文化や暮らしにも触れることができます。
さらに、西播磨では地域の皆さんによる山城ガイド活動も広がっています。
西播磨県民局では、山城の特徴や歴史的背景への理解を深めながら訪れていただきたいとの思いから、令和2年度から3年間かけて山城ガイドを43人育成しました。さらに昨年度から、新たな山城ガイドの養成にも取り組んでいます。
各地で活動するガイドの皆さんは、城跡に残る歴史や物語を伝える大切な案内人です。城跡を歩きながら、その地に刻まれた歴史に耳を傾けることで、山城巡りはさらに奥深いものになります。
私たちの身近な風景の中には、まだ知られていない歴史が数多く残されています。
秋から春にかけては山城散策に最適な季節です。歴史に思いをはせながら自由に巡るもよし、山城ガイドとともに歴史を楽しむもよし、それぞれのスタイルで西播磨の山城を満喫していただきたいと思います。
セミや虫たちが季節の移ろいを教えてくれるように、山城を巡る道のりは、西播磨の知られざる歴史や魅力を私たちに語りかけてくれるはずです。
山城を巡る中で、新たな西播磨の魅力を発見していただければ幸いです。
皆さまの「山城統一」への挑戦を心よりお待ちしています。