最新の技術開発(森林土木効率化等技術開発モデル事業)
阪神・淡路大震災で、防災対策を実施していない斜面に、多数の崩壊が発生し、街が危険にさらされたため、新しい工法を開発しています。この工法は、山の木をほとんど切らずに、豪雨や阪神・淡路大震災クラスの地震にも大丈夫なように、設計しています。
本事業は、阪神・淡路大震災を教訓として、地震に強い治山工法の開発、検証を目的とするものであり、「ロープネットとロックボルトの併用工法」について、振動台による模型実験や数値解析および現地での施工により、その耐震性や設計手法の検討を行っています。
「ロープネットとロックボルトの併用工法」の特徴は、以下のとおりです。
1.山の木をほとんど切らずに施工できる。
2.ある程度の変形を許す設計手法を取り入れることにより、既存工法よりコンパクトで安価な工事費で施工できる。
加振後の崩壊状況(対策を施した左側斜面では崩壊は発生していない)
|
ボルト2m間隔千鳥格子配置、ネット50cmメッシュ
|
関連メニュー