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自分の土地の境界がわかりますか? |
近年、災害に対する意識が高まっており、いざという時のための「避難場所の確認」、「非常食の準備」、「保険への加入」など、さまざまな備えが行われています。
しかし、自分の土地の境界はわかっていますか?地震や洪水などで被災したとき、土地の境界がわからなければ、すみやかな復旧が困難となります。
県内の登記所にある図面の約半分が、明治時代に作られた図面です |
現在、県内の登記所に備え付けられている図面のうち、約半分が明治時代の地租改正で作られた公図を今でも使用しているため、隣近所との境界を正確に表わしていないことが多く、災害などが起こったときに境界の復元が困難です。
阪神淡路大震災で被災した水道やガスなどを復旧するとき、家と道路の境界がはっきりわからなかったため、すみやかな復旧が出来なかったところもありました。
地籍調査の流れ |
地籍調査は土地の所有者、地番、地目の調査と境界及び面積の測量を行います。
調査の成果は登記所に送られ、これをもとに登記簿が書き換えられます。また、境界がわからなくなった時も、もとどおりに復元できる地図が登記所に備え付けられます。
地籍調査のイメージ |
地籍調査のイメージ |
地籍調査は誰が行うのですか?
地籍調査は市町等により実施されます。
地籍調査にはどのくらいの費用がかかりますか?
実施にかかる費用は国・県・市町が負担するので、原則として調査を実施する地域の方々の費用負担はありません。
事業費の負担割合については、以下のように定められています。
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補助率 |
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区分 |
国 |
県 |
市町 |
市町営事業 |
50% |
25% |
25% |
なお、県・市町の事業費負担については、ある一定の割合で特別交付税が交付される仕組みとなっています。
関係者はどのような協力が必要ですか?
調査を実施する地域に関係する方々には土地の境界を確認してもらう必要があります。
申請すれば調査を行ってもらえますか?
地籍調査は市町が実施計画に基づき計画的に行うもので、個人の申請では行えません。地域の人がまとまり、市町の窓口に相談してください。
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