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みなさんこんにちは。
姫路地域では、兵庫県が「播磨臨海地域カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画」を策定し、姫路港・東播磨港において水素や燃料アンモニアのサプライチェーンを構築することで、2050年までにCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。
そのような中、地域の脱炭素化推進と再生可能エネルギーの活用促進を目的として、2023年12月に商業運転を開始したDaigas グループの広畑バイオマス発電株式会社様を11月25日(火曜日)に視察させて頂きました。
広畑バイオマス発電所は、環流動層ボイラと蒸気タービンを用いて木質バイオマス(輸入及び国産木質チップ、PKS)を燃料とする再生可能エネルギー発電施設で、発電容量は約74,900kW、年間発電量は約16万世帯分に相当します。
これにより、年間約30万トンのCO₂排出削減効果が期待され、地域資源の有効活用とカーボンニュートラルの実現に大きく寄与することとなります。
視察では、発電設備の概要、燃料供給体制、環境保全の取り組みについて説明を受け、現場を確認しました。原料となる木質チップを国内外から安定的に確保することや、最大限の熱効率を維持するボイラの運転など、グローバルでありかつ技術の粋を極めたエネルギー供給体制であることを改めて認識しました。
日本は現在、急速な人口減少社会にありますが、自動車産業は2030年以降、本格的なEVシフトが始まる見込みですし、近く実用化が期待される空飛ぶクルマも正式名称はeVTOL(electric Vertical Take-Off and Landing)で、電動垂直離着陸機です。
我々行政も自治体事務のAIの活用による効率化を図る必要もあり、日本では2050年に向けて電力需要はますます増加していくことが見込まれています。
それだけにカーボンニュートラル達成に向け、再生可能エネルギーを軸とした企業の取り組みを応援してまいります。

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