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更新日:2023年12月8日
令和5年12月8日配付
産業労働常任委員会付託
北朝鮮が生存を認めた兵庫県民拉致被害者及び特定失踪者をはじめ全ての拉致被害者等の帰国を求める意見書提出の件
1 受理番号 第11号
2 受理年月日 令和5年12月1日
3 紹介議員 水田 裕一郎 増山 誠
4 請願の要旨
北朝鮮による拉致と政府が正式に認定している拉致被害者17名のうち、2002年に帰国した5名以外の12名の被害者はいまだ帰国を果たしてはいない。また、それら12名の未帰国拉致被害者以外にも、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者」が警察庁の発表では871名に上るとされており、そのうち兵庫県の関係者は28名である。
拉致被害者5名とその家族の帰国以来、20年以上全く解決に向けて前に進まない拉致問題だが、ここへ来て特定の被害者の帰国の可能性が現実味を帯びてきているといえる。それは、政府認定の拉致被害者・田中実さんと特定失踪者・金田龍光さん、及びその家族の帰国である。
2014年に行われた日朝間におけるストックホルム合意で北朝鮮が田中実さんと金田龍光さんの生存を認めたことが、当時の外務事務次官の証言等で明らかになっている。北朝鮮による生存情報とは、北朝鮮が田中さんと金田さんの帰国を認めたことにほかならない。ただ、神戸市内の養護施設でいわば兄弟のように育った田中実さんと金田龍光さんには救出を訴える家族がいない。
よって、北朝鮮が生存を認めた兵庫県民である田中実さんと金田龍光さん、及びその家族の即時帰国を北朝鮮に断固迫り、この機に全ての拉致被害者等の帰国につなげるために、下記事項を内容とする意見書を国へ提出するよう要望する。
記
1 政府認定の拉致被害者・田中実さんと特定失踪者・金田龍光さん、及びその家族の即時帰国を最重要課題として北朝鮮側へ求め、あわせて全ての拉致被害者等の帰国を求めること。
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