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民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める方々であり、「児童委員」を兼ねています。
児童委員は、地域の子どもたちが元気に安心して暮らせるように、子どもたちを見守り、子育ての不安や妊娠中のご心配ごとなどの相談・支援等を行います。また、一部の児童委員は児童に関することを専門的に担当する「主任児童委員」の指名を受けています。
民生委員・児童委員は全国統一の制度であり、全ての市町村において、一定の基準に従ってその定数が定められ、現在、全国で約23万人が活動しています。
高齢者・障がい者、子育て世帯の訪問や見守り、住民からの相談対応をはじめ、行政や社会福祉協議会、学校等と連携・協力した活動、さらには地域の一員として地域の福祉力を高めるための取り組みなども進めています。
兵庫県民生委員・児童委員の連絡提携を図るとともに、民生委員・児童委員相互の啓発につとめ斯業の堅実なる発展を期することを目的とし、民生委員・児童委員精神の高揚、委員活動の普及徹底、活動の助成、共済事業、功績の顕彰、資料の収集刊行、社会福祉事業に関する諸機関並びに諸団体との連絡協調等の事業を行っています。
区分 |
県所管 |
姫路市所管 |
西宮市所管 |
尼崎市所管 |
明石市所管 |
神戸市所管 |
合計 |
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区域担当民生員・児童委員 |
4,324 |
865 |
590 |
751 |
372 |
2,002 |
8,904 |
主任児童委員 |
261 |
63 |
36 |
24 |
29 |
304 |
717 |
合計 |
4,585 |
928 |
626 |
775 |
401 |
2,306 |
9,621 |
兵庫県民生委員児童委員連合会 定数7,740人(現員数7,315人) ※現員数は令和5年4月1日時点 |
神戸市民生委員児童委員協議会 |
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民生委員制度は、大正6年に制度の前身である済世顧問制度が発足したことから、平成29年で100周年を迎えました。また、昭和22年に児童福祉法が制定公布されて民生委員が児童委員を兼務することになりましたので、平成29年は児童委員制度発足70周年でもあります。
兵庫県民生委員児童委員連合会と神戸市民生委員児童委員協議会では、民生委員制度創設100周年記念事業として、県内の民生委員・児童委員を対象とした「全県モニター調査」を実施しました。
当該調査は、民生委員・児童委員の「災害に備えた防災・減災の取り組み」への現状や期待を明らかにし、政策提言につなげるとともに、民生委員・児童委員活動を広く社会にアピールし理解してもらうことも意図しています。
05第1章民生委員・児童委員の歴史的変遷と課題(PDF:391KB)
06第2章災害時および平時の防災活動における民生委員・児童委員の役割(PDF:431KB)
07第3章民生委員制度創設100周年記念事業全県モニター調査結果(PDF:653KB)
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