ここから本文です。
思春期から青年期にかけては、進学や就職によるライフスタイルの変化に伴い生活時間が不規則になる等、生活習慣が乱れやすいです。また、むし歯や歯周病のリスクも高まり、自身の健康や将来の子ども世代(次世代)の健康にも影響を与える可能性があります。
しかし、義務教育終了後及び高校卒業後は法的に実施が義務づけられた歯科健診がなく、健康教育を受ける機会も少ない状況です。
平成30年度には、モデル大学(5大学)で定期健康診断実施日等に歯科健診、歯科保健指導を実施し、口腔内の状況や歯科保健行動を把握し、学生向け啓発媒体(歯にまつわる豆知識)や報告書を作成し、配布しました。
平成30年度及び令和元年度の事業結果から、青年期はライフスタイルや生活習慣の変化によって口腔内状況が悪化しやすいが、歯科健診や歯科保健指導を実施することで、口腔衛生に対する意識の向上と歯科健診のニーズが高くなることが分かりました。
令和2年度からは、さらに多くの大学生への啓発を図るため、大学への経費補助により県下全大学での歯科健診・歯科保健指導の実施を目指します。
お問い合わせ