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更新日:2024年3月25日

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~大麻は有害です~「誘われて」「興味本位で」はカッコ悪い!

大麻とは

大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)、及びその製品をいいます。大麻草

ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品は除かれています。

茎から丈夫な繊維がとれるので、昔から栽培され、衣類などに利用されてきました。

一方で、大麻の花や葉には「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という脳に作用する成分が含まれており、大麻を乱用すると記憶への影響や学習能力の低下などをもたらします。

そのため、日本では無許可での栽培や所持等は法律により禁止されています。

また、栽培するために大麻の種子を輸入・所持・提供したりすることも、大麻取締法の処罰対象となります。

大麻の栽培・所持・譲渡譲受等は犯罪です

大麻は大麻取締法により規制されており、違反すると厳罰が科せられます。

大麻取締法による罰則(概要表)
規制対象 違反の態様 罰則
大麻 栽培・輸入・輸出 (単純)7年以下の懲役
(営利)10年以下の懲役
300万円以下の罰金の併科あり
譲渡・譲受・所持 (単純)5年以下の懲役
(営利)7年以下の懲役
200万円以下の罰金の併科あり

注意!「海外だったら大麻を吸ってもいい」は間違いです

大麻が合法化されている国でも、年齢や所持数量の制限が設けられていたり、免許を受けた販売業者から購入することが義務づけられていたり、国外への持ち出しが厳しく規制されていたりする場合があります。それに違反した場合には、その国の法律に基づき罰せられるおそれがあります。

また、日本の大麻取締法は、国外において大麻をみだりに、栽培したり、所持したり、譲り受けたり、譲り渡したりした場合などに罰する規定があり、罪に問われる場合があります。(大麻取締法第24条の8)

そのため、大麻が合法化されている国でも、決して手を出さないようにしてください。

外務省海外安全ホームページより)

大麻の使用は有害です

大麻を使用すると、大麻に含まれる「THC(テトラヒドロカンナビノール)」がもつ神経回路の成長を阻害する作用などにより幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下等が引き起こされます。

また乱用を続けることにより、精神依存(不安感、大麻に対する渇望等)の形成や、統合失調症やうつ病発症リスクの増加、IQ(知能指数)の低下などが引き起こされます。

大麻の有害性

間違った情報に流されず、正しい知識を身につけましょう

SNSや匿名掲示板等では、「大麻は合法」「大麻は安全・無害」「タバコや酒より安全」などといった誤った情報が掲載されていますが、これらは全て誤りです

正しい情報を身につけることで、自分自身と、自分の未来を守ることができます。

全て「ウソ」です

大麻の流通形態

いまや大麻は、様々な形態で不正流通しています。

大麻から成分を抽出した「大麻リキッド」など新しいタイプの加工品の摘発も増えています。

また、海外でお土産として売られているチョコレートやクッキー、キャンディなどの中に大麻が含まれていることがあります。誤って口にして体調不良等を訴える事例も発生しています。

怪しいと思ったら、絶対に手を出さないで下さい。

大麻リキッド、大麻ワックス、大麻クッキー、大麻チョコレート

若年層による大麻乱用者が増加しています

令和4年の全国の大麻事犯検挙者数は5,342名であり、前年(5,482名)から減少しているものの、高水準で推移しています

また、兵庫県の大麻事犯検挙者数については、令和4年は過去最多の323名となり、そのうち30歳未満の若年層が約74.3%を占めており、若年層を中心とした大麻の乱用拡大が懸念されています

若年層は誘われて使ってしまう

警察庁の調査(令和4年10月~11月)では、若い人ほど誘われて大麻を使用したことが分かりました。

(調査名称:「大麻乱用者の実態に関する調査」、調査対象:大麻取締法違反(単純所持)検挙者計911名)

 

調査結果(概要図)

大麻を初めて使用した経緯(%)

 

甘い誘いはキッパリ断ろう!

若年層は、誘われたことをきっかけに大麻を使用する傾向にあります。

誘いのセリフは様々で、「最高の気分が味わえる」「みんなやってるよ」などと言葉巧みに誘います。

特に友達からの誘いですと、「仲間はずれにされてしまうかも?」「いじめられてしまうかも?」という気持ちが邪魔し、悩んでしまうことがあるかもしれません。

ですが危険な薬物である大麻は、一度の使用で、あなたの将来を台無しにしてしまう可能性があります

大切な人を思い浮かべてみましょう。

大麻は、あなたが築いてきた大切な人との信頼関係さえも壊してしまうかもしれません。

誘われた時は、しっかりと断りましょう!

NOと言える勇気と心を持とう!

断るコツ

  1. ハッキリ・キッパリ!
    誘われた時、少しでも迷っている様子を見せてしまうと、相手はまた誘ってきます。
    誘われた時は、キッパリ断ろう!
  2. その場から離れる!
    誘われている状態から抜け出すため、早くその場から立ち去ろう!
  3. 近づかない!
    怪しいと感じた人・場所には近づかない!

大麻乱用防止啓発リーフレット

令和5年度も、前年に引き続き、兵庫県下全中学3年生を対象に「大麻乱用防止啓発リーフレットを作成・配付しました。

本リーフレットについて、大麻乱用防止の啓発等に御活用ください。

(参考)令和5年度版「大麻乱用防止啓発リーフレット」(PDF:3,352KB)

 

(参考)青少年へのメッセージ(令和元年8月5日採択)

 

もっと詳しくお知りになりたい方は、厚生労働省ホームページ及び財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターホームページを御覧ください。

「不正大麻・けし撲滅運動」の実施について

植えてはいけないけし【ケシ(ソムニフェルム種)】

  1. 「大麻」や麻薬の原料となる「けし」は、大麻取締法、あへん法等により、栽培の免許を受けた人以外の栽培が禁止されていますが、依然として乱用目的で不正に栽培する者が後を絶たない状況にあります。
    また、自生している大麻やけしについては、厚生労働省や都道府県において、毎年その発見、除去を実施しているもののその根絶には至っておらず、採取した自生の大麻を乱用した者が検挙される事例も発生しています。
    「大麻」やけしから採取される「あへん」の乱用を防止するためには、不正栽培事犯の発見に努めるとともに、犯罪の予防の観点から、自生している大麻やけしを一掃することが重要です。
    このため、厚生労働省と都道府県では、関係機関の協賛を得て、不正栽培及び自生している大麻やけしを撲滅するため、これらの大麻やけしの発見、除去及び大麻やけしに関する正しい知識の普及のための広報啓発を主な内容とする「不正大麻・けし撲滅運動」を全国的に展開しています。
  2. 実施期間
    毎年5月1日から6月30日までの2か月間
  3. 実施機関等
    (主催)厚生労働省、都道府県
    (協賛)薬物乱用対策推進本部、警察庁、法務省、最高検察庁、財務省、
    文部科学省、海上保安庁
  4. 主な実施事項
    • (1)不正栽培及び自生している大麻やけしの発見、除去
    • (2)正しい知識を普及するためのポスター、パンフレットの作成・配布
    • (3)学校や各種集会等における広報・啓発

大麻やけしについてもっと詳しくお知りになりたい方は、厚生労働省ホームページをご覧ください。

 

お問い合わせ

部署名:保健医療部 薬務課 薬務対策・捜査班

電話:078-362-3270

FAX:078-362-4713

Eメール:yakumuka@pref.hyogo.lg.jp