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こうちゃん |
兵庫県公館は、明治期の貴重な文化遺産である元兵庫県庁舎を改築保存したもの。現在の姿となったのは、1985年4月からです。
4代目の兵庫県本庁舎として、建設されたのが1902年(明治35年)。わが国の代表的な建築家・山口半六氏が設計したものであり、完成当時、フランス・ルネサンス様式の建造物としては、規模・優雅さ、ともに日本一の名声を博しました。
第2次世界大戦で外壁だけを残して焼失したものの、戦後修復し、長らく兵庫県南庁舎として利用。その後、老朽化が激しくなり撤去の話も持ちあがりましたが、「この建築物はふるさとのかけがえのない財産。後世に残そう」という多くの県民の期待に応え、1983年から大改造工事を実施。現在の兵庫県公館に生まれ変わったのです。
1899年(明治32年)1月8日 |
兵庫県本庁舎として起工 |
1902年(明治35年)5月24日 |
落成式 |
1945年(昭和20年)3月17日 |
戦災により内部を消失 |
1948年(昭和23年)11月 ~1949年(昭和24年)6月 |
第1期復旧工事 |
1951年(昭和26年)4月 ~1952年(昭和27年)3月 |
第2期復旧工事 |
1964年(昭和39年)5月31日 |
兵庫県南庁舎と改称 |
1983年(昭和58年)6月 |
改造工事着手 |
1985年(昭和60年)2月28日 |
改造工事完成 |
1985年(昭和60年)3月25日 |
「兵庫県公館」名称決定 |
1985年(昭和60年)4月17日 |
兵庫県公館竣工式 |
1988年(昭和63年)11月25日 |
第1回公共建築賞(建設大臣表彰)受賞 |
2003年(平成15年)1月31日 |
国の登録有形文化財に登録 |
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