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南玄関から階段を下りて、1階の大会議室に入ると、一つの建物のように感じますが、実は、旧南庁舎の中庭部分を、従来は地下倉庫だった深さまで掘り下げて、そこに大きな箱型の構造物を新設し、その天井部分に屋上庭園を設けたものです。
フランスルネサンス様式の建物のシンボルである中庭に大会議室を新設したことが、迎賓館への改築で最も大きな改造でした。
当時“オペラの殿堂”とするための生活文化センターへの建替計画案は2つあり、一つは移転建替によるもの、もう一つは中庭部分にホールを設けるというものであり、その中庭部分にホールを設けるという案を生かしたのではないかと推察できます。
テニスコートがあった旧南庁舎の中庭部分を、従来は地下倉庫だった深さまで掘り下げて、2階の窓の下の高さの新たな箱型の構造物が既存の壁の間に約1メートル程度の隙間をとりつつ大会議室を新設しました。

南庁舎中庭のテニスコート
南玄関から階段を降りた大会議室は、従来は旧南庁舎の地下倉庫だった深さになっています。大会議室は、面積601.4平方メートル、高さ5.4メートルの多目的ホールとして、兵庫県公館の迎賓館としての機能にとって、重要な役割を果たしています。

大会議室前の階段

大会議室

南庭園にも咲く兵庫県の花のじぎく
シャンデリアは県花“のじぎく”の花となっており、1基のシャンデリアに144個の花の電灯があり、全部で10基、合計1,440個の花の電灯があります。
そして、毎年12月初旬頃、兵庫県公館の南庭園では“のじぎく”が白い花を咲かせています。

南庁舎の時代には、中庭部分をテニスコートとして利用していましたが、本来のフランスルネサンス様式において中庭はシンボルであり、迎賓館への改築にあたっては、かつて中庭だった大会議室の天井部分に、屋上庭園を整備しました。そして、創建当時の第4代兵庫県庁舎の中庭に噴水があったことを踏まえ、迎賓館への改築にあたり、屋上庭園に噴水を設置しました。この噴水は、彫刻家の新谷英夫氏の手による「グッドラック」と題した“芽”を表徴したブロンズ作品を軸に、姉妹提携(1983年)を結ぶパラオ共和国から贈られたシャコガイで構成されています。
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