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更新日:2026年2月6日

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明治時代から継承される"ふくろうの魔除け石"をはじめとしたルネサンス式様式の壁面装飾

物語5

ルネサンス様式とは、14世紀から16世紀にかけてイタリアを中心にヨーロッパで広がった建築及び家具、装飾の様式で、古代ギリシャ・ローマの再現を目指し古代建築を取り入れた建築様式とのことです。1945年3月17日の神戸大空襲で壁だけ残して屋根などは消失しましたが、創建当時のルネサンス様式の壁面装飾は現在に継承されています。

1 ルネサンス様式の装飾

ルネサンス様式の特徴は、南玄関のファザードと呼ばれるデザインを見ると分かります。

ドーム(丸屋根)の下の「ペディメント」と呼ばれる三角形の部分の上には、「パルメット」という椰子の一種をかたどった装飾があり、その中には「メダイヨン」というメダルを意味する丸い装飾を見ることができます。

建物の窓には、「オーダー」と呼ばれる3種類(コリント式、イオニア式、ドリス式)の付柱(つけばしら)があり、柱の頭の部分は、コリント式は花、渦巻き、アカンサスの葉飾り、イオニア式は2つの渦巻き、そして、ドリス式は飾りのないシンプルな様式となっています。また、それぞれの窓の下には「持ち送り」という窓を支える装飾、そして、「要石」が半円アーチの入口や窓中央の上部に設置されています。

ルネサンス様式で装飾された南玄関のファザード

南玄関2階のコリント式の付柱(アーチ窓の両側)

南東角2階窓のイオニア式付柱(中央)

南玄関の半円アーチの入り口の両側のドリス式付柱

2 "ふくろうの魔除け石"

そうしたルネサンス様式の装飾の中で、第4代兵庫県庁舎の特徴と言える装飾が、“ふくろうの魔除け石”です。頭の部分にはアカンサスの葉のような飾りがあり、その下に「二つの目」と「くちばし」があり、建物の東西南北の角の窓の部分の要石として設置され建物を見守っています。また、迎賓館への改築の際に新調した椅子の背もたれにも、シンボルとしてふくろうの装飾が使われています。さらに、南玄関の窓の下の「持ち送り」には、“ふくろうの魔除石”のようなアカンサスの葉を模した飾りはありませんが、ふくろうの「二つの目」と「くちばし」の装飾があります。

建物の東西南北の過度の要石の"ふくろうの魔除石"

南玄関の持ち送りの"ふくろうの魔除石"

 

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