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本年度予算は4つの柱で編成しました。
「個」の可能性を広げることにより、地域の持続可能性を高める兵庫の新たなステージを目指します。
※4・5面に「4つの柱」の重点施策を掲載しています
兵庫の成長・発展に向け、次の時代を担う若い世代が抱える不安を取り除き、一人一人が個の力を伸ばし、その力を存分に発揮できる環境づくりに取り組みます。
兵庫の若者が学費負担への不安なく希望する教育を受けることができるよう、奨学金返済支援制度の拡充や県立大学の授業料等無償化、私立高校等の授業料軽減を行います。また、留学支援により日本の未来を切り開く人材を育成します。
兵庫県立大学および芸術文化観光専門職大学について、県内在住者の入学金・授業料を、学部・大学院共に所得にかかわらず段階的に無償化します。
子どもを産み育てたいと願う人たちが安心して不妊治療を受けられる体制を整備。経済的負担軽減のため、所得制限や回数制限のない保険適用外の先進医療費助成などを行います。
【不妊治療の助成額】
対象 | 県内医療機関※1で先進医療を受けた43歳未満の県内在住の人 |
助成額 | 1回(1クール※2)当たり3万円 |
※1 一部地域は県外医療機関を含む
※2 1クールは生殖補助医療開始から胚(はい)移植まで
産業、食、文化、スポーツなど多彩なフィールドを持つ本県の強みを磨き、一人一人が輝くフィールドを広げます。
2025年大阪・関西万博を“県民が参加する万博”とするため、ひょうごフィールドパビリオンのコンテンツの磨き上げや県民モニター事業の展開など、仕上げの一年として取り組みを加速。万博会場「兵庫県ゾーン」や県立美術館会場での展示制作の推進、ひょうごフィールドパビリオンを含めた周遊促進策の検討を進めます。
「野生復帰したコウノトリが教える地域環境づくり」など、地域の核となるプログラムを“プレミア・プログラム”として選定しています。
県立美術館会場の参加型展示体験のイメージ。フィールドパビリオンに関する触って楽しめる展示や、子どもが描く未来の兵庫のプロジェクションマッピングを予定しています。
有機農業に必要な知識・技術を実践的なカリキュラムに沿って習得できるよう、県立農業大学校に「経営として成り立つ有機農業」を体系的に学ぶコースを新設します。
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有機農業コースの特徴※2026年度開校に向け準備中
自然災害や増加する特殊詐欺被害、自転車等の交通事故など、安全安心を脅かす事案について各分野で対策の充実を図ります。
2025年に30年を迎える阪神・淡路大震災の経験や教訓、これまでの被災地支援のノウハウを生かし、能登半島地震の被災地のニーズに寄り添った支援を引き続き実施します。また、本県の災害対応強化のため、新たに検討会を設置するほか、南海トラフ巨大地震に備えた被害想定の見直し等も行います。
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高齢者に多い特殊詐欺被害を防ぐため、自動録音機能付き電話機等の購入費の補助を継続実施するほか、死亡事故防止に向け交通安全教室を通じた自転車ヘルメットの着用促進などに取り組みます。
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【自動録音機能付き電話機等購入の補助内容】
対象 | 県内在住の65歳以上の高齢者 |
補助上限額 |
自動録音機能付き電話機購入:1万円 ※1万円の機器購入の場合は全額県負担で実質無料化 |
県民との情報共有を徹底し、財政運営上の課題の抜本的な見直しに向け検討を進めます。また、ペーパーレス化の徹底、職員用パソコンのモバイル化、サテライトオフィスの活用など、新しい働き方を推進します。
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