ホーム > 地域・交流・観光 > 参画と協働 > 県民の参画と協働の推進 > 躍動カフェ(神戸地域)令和5年10月7日

更新日:2024年11月20日

ここから本文です。

躍動カフェ(神戸地域)令和5年10月7日

開催概要

開催日:令和5年10月7日(土曜日)

場所:神戸高校同窓会館(神戸市灘区)

参加者:神戸地域で多文化共生、子育て・教育、福祉、観光交流など各分野で活躍している15名(詳細は「参加者名簿」のとおり)

テーマ:多様な人がいきいき暮らし、賑わいを創出し続けるまちKOBE

 

主な発言内容

「多様な人がいきいき暮らし、賑わいを創出し続けるまちKOBE」をテーマに、神戸地域の各分野で活躍されている15名と知事が意見交換を行いました。

 

1.様々な人が交流できる居場所づくり 2.子育てとキャリア形成の両立 3.多文化共生や外国人支援の充実 4.地域の文化が高めるまちの魅力 5.フィールドパビリオンを通じてひょうごを知る

オープニングイベント 関連資料 関連リンク

1.様々な人が交流できる居場所づくり

 

 

参加者 これまで、地域の方々の協力を得ながら、子どもや高齢者、障害のある方、外国の方まで交流できるような「小さな居場所」づくりをしてきました。居場所が一つでもできると、多世代交流ができて、生きがいをもって活動できるようになると、事業に取り組みながら実感しています。
齋藤知事 昨今、学校現場で不登校の子どもが増えてきているという話もありますが、多様なかたちでいろんな人が交流できるのはとても良いことです。県でも子どもから高齢者まできめ細やかなサポートが受けられる枠組みを、地域と連携しながら構築していきます。

2.子育てとキャリア形成の両立

 

参加者 昔と今では子育て観は違うかもしれませんが、お母さん同士で交流したり、相談したりするネットワークをもつことはとても大事ものだと思います。
参加者 お母さんはこうでなければならない、お父さんは外で稼がなければならない、という「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」が、いきいき働くということを邪魔しているように思います。誰もが思い込みに引っ張られないことが大切ですし、子育てしながら働きやすい環境を構築するためには、企業同士で競争するのではなく、地域全体で協力し活動していく必要があると考えます。

齋藤知事 私も子どもがいますが、働きながら子育てをすることはとても難しいです。また、県内にある企業のうち、9割以上が中小企業です。県としても子育てしながら働きやすい環境づくりを支援していきたいです。

3.多文化共生や外国人支援の充実

参加者 オンラインなどを積極的に活用し、色んな自治体と協力しながら、子どもたちが海外の子どもたちと交流する機会をつくっています。
齋藤知事 若い頃から国際的な経験を積むことは大切なことです。県としても若い方に海外を知ってもらいたいですし、そのための支援体制を充実させていきます。
参加者 2025年には大阪・関西万博が控えています。医療通訳が地域にあれば、海外からの観光客や生活者も安心すると考えます。
齋藤知事 兵庫県に外国人が観光で訪れたり、県内で働いたりすることは今後さらに増えていきます。外国人の医療相談のニーズは高いので、医療通訳を受け入れる病院ををもっと増やしていきたいです。

4.地域の文化が高めるまちの魅力

参加者 芸術や音楽、絵画など、文化がまちをつくっていくと考えています。私が携わっている農業もその1つ。兵庫県には農地がたくさんあるので、自分たちで野菜を作って食べられる文化が神戸でも広がってほしいし、県の方で技術力を高めてもらいたいです。
参加者 私の丹波の知り合いは高品質な丹波野菜を神戸で販売しています。そのうち8割くらいが有機農業の野菜で、ものすごく売れているそうです。
齋藤知事 県では、農業大学校で有機農業の専門コースの新設を検討しており、将来の担い手となる人材育成にも力を入れていきます。

5.フィールドパビリオンを通じてひょうごを知る

参加者 各地域の神話や伝説といった情報を発信するコンテンツを開発しています。神話や伝説は、まちを成り立たせている文化の一つ。海外の方や子どもたちに神戸の文化を知ってもらえるきっかけとなればうれしいです。
参加者 日本酒は実は灘で一番、すなわち世界で一番、宇宙で一番造られており、これは海と山が近い神戸の恵まれた自然環境によるところが大きいです。そういうあまり知られていないことも多くの人に知ってもらいたいと思います。
齋藤知事 ひょうごフィールドパビリオンは、地域の「活動の現場そのもの(フィールド)」を、地域の方々が主体となって発信し、多くの人に来て、見て、学び、体験していただく取組で、多くの企業や団体に参画いただいています。兵庫ではこんなすごいことをやっているんだ、というのを県内の子どもたちに知ってもらいたいです。

 

 

 

オープニングイベント

躍動カフェの開催にあたっては、阪神・淡路大震災を機に、平成13年から神戸市長田区で活動しているスティールパン*楽団「ファンタスティックス」の皆さんが素敵な音色を奏で、会場を盛り上げました。

*スティールパン:カリブ海のトリニダード・トバゴ共和国が発祥。大小様々な大きさのドラム缶を音階が出るように加工した打楽器

 

お問い合わせ

部署名:県民生活部 県民躍動課

電話:078-362-3136

FAX:078-362-3908

Eメール:kenminyakudou@pref.hyogo.lg.jp