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更新日:2023年3月1日

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家事シェアシート監修 本間朝子さんに聞きました

「仕事」「家事」「育児」を夫婦でともに取り組んでいく時代

本間朝子さん

知的家事プロデューサー

本間 朝子さん

 

 

なぜ、今、家事をシェアをしなければならないのでしょうか。兵庫県の家事シェアシートを監修した知的家事プロデューサーの本間朝子さんは「2017年にワーキングマザーが7割を超えました(※)。背景には90年代以降の景気停滞や賃金の低下、少子高齢化による労働者不足があり、女性も働くことを求められるようなったからです。しかし、女性の家事育児の負担は減ることはなく、自分の時間や睡眠時間を削ってバランスをとっているのが実情」といいます。
「仕事・家事・育児の3つを夫婦で分担することにより『夫は一人で家計を支える重責から解放され、家事育児を学んで成長し、暮らしを楽しむ』

『妻は一人で家事育児に追われる生活から解放され、仕事で活躍する喜びを得る』ことができるようになるのです」
家事シェアシートについて、本間さんは、「家事分担を書き込むことで改めて話しをして、現状を知り、気持ちを互いに打ち明ける。それが大切です。家事の組み立て直しが、きっと皆さんの人生そのものを豊かに組み立てることにつながります。若い夫婦だけでなく、50代、60代のご夫婦も後半人生の家事分担を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。きっと、豊かな変化があると思います」。

(※)平成29年「国民生活基礎調査」

本間朝子さんからの4つのアドバイス
トライ&エラーでわが家の最適バランスを探しましょう!

とも家事の心得
1.家族はチーム。同じ方向を向いて進もう

家事は、家の中を快適に保ち、家族にとって居心地の良い場所を作るのに欠かせないもの。このシートを手掛かりにして、まずは家事の全体像を把握してください。そのうえで理想の家族になるために話し合い、自分たちが無理なくできることを探してください。心構えとしては一つのチームと考えること。お互いを味方にして同じ目標に向かって力を合わせていきしょう。

とも家事の心得
2.相手の家事に手を出さない。口を出さない

家事の手順は人によってさまざま。育ってきた家庭が違うから、洗濯物の畳み方ひとつにもいろいろなやり方があったりします。また、習熟度で見ると、経験値が高い分、やはり女性に分がある場合がほとんど。男性がぎこちなくやっているのが目に入ると、つい口を出し、手を出したくなりますが、そこはぐっと我慢して。任せた以上はおおらかな気持ちを忘れずに!

とも家事の心得
3.気持ちや体調を尊重 感謝の言葉を伝えよう

やる気はあるけど体がついてこなかったり、
そもそも何だかやる気が出なかったり……。体調の良しあしや気持ちのアップダウンは誰でも経験がありますね。そんな時は無理をしなくてもいい。どうしてもやらないといけないことは、「掃除と洗濯、どっちやる?」「お風呂に入るまでにお皿洗ってね」などの声掛けを。してもらったら「ありがとう」と感謝を伝えましょう。

とも家事の心得
4.よその家と比べないで“わが家流”でいこう!

家事を上手に回すヒントは1.工程で分ける2.時間で分けるの2つです。例えば洗濯を1.でみると「洗濯物を仕分ける」「洗濯機を回す」「干す」「取り込む」「畳む」「しまう」などの工程に分けられ、それぞれに分担を決めて回せます。2.は料理担当を平日と休日で分けるなど。家事のやり方に正解はありません。トライ&エラーで“わが家流”のスタイルを見つけましょう!

お問い合わせ

部署名:県民生活部 男女青少年課

電話:078-362-4185

FAX:078-362-3891

Eメール:danjoseishounen@pref.hyogo.lg.jp