更新日:2023年3月1日

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家事シェア体験/多田家の場合

「夫と息子の2人時間を増やしたら、妻の家事負担が減りました」

淡路島でアイスクリームの製造・販売を営む多田健造さん(39)、ゆうこさん(33)夫婦。「時間の使い方、仕事・家事・育児のあり方を考えたりする、とてもいい機会になりそう!」と、兵庫県「家事シェアシート」で家事分担の見直しを体験してくれました。

 

まずは家事シェアシートに記入して、現状を把握。

「今まで2人でアイスを作って販売していましたが、ほとんど夫がやっているので、家事は私が主にするしかない」「でも、もう少しシェアできるのかも」

 

記入してみると…

健造さんは「自信をもって自分がやっている家事だと〇にできる項目が少なくて、△ばかりです」と、申し訳なさそう。
ゆうこさんは「夫は1人暮らしをしていたこともあって、気がついたことはやってくれている方だと思っていたけれど、私の方が多いかなぁ。でも、何をやってほしいかわからない」

ところが「家事シェアシート」を見ながら、お互いの気持ちも話しあってみると

「1歳の息子の至良(ちから)は、母ちゃんが大好き。ずっとべったりだから妻の手が空かないということに気づきました」と、健造さん。

ゆうこさんも「夫が息子の世話を担当する時間が決まれば、家事に集中できる。シェアする項目を増やすよりもいい。それが我が家の家事シェアポイントだったんです」

そこで、「週に2日、健造さんが朝に息子と2人だけで過ごす」と決めました。

 

実際にやってみると

ゆうこさんは「夫が子どもを見ている間、落ち着いて家事ができるのですごく効率が上がった」
健造さんも「子どもと過ごす時間を増やしたいと思っていたので、家事シェアシートで気づけてよかった」
父ちゃんと遊ぶ時間が増えて、至良ちゃんも大喜び!

家事が効率的に回ることで、3人で過ごせる時間も増えたそうです。

さらに多田家では「お金の管理」について、シェアをしたいと考えました。

健造さんは「僕の方がお金や保険などの管理をしています。でも、子どもの成長で使うお金や自営なので計画すべきこともあります。話し合う時間をつくりたかったんです」。
「今まで、なんとなくやってきたので、これを機会にしっかり考えようと2人で向き合って話してみました」とゆうこさん。

結果、「お金のことを考えるということは、我が家の未来をどう考えているかということ。2人の方向性を確かめることができてよかったです」と2人。

【多田家の家事シェアポイント】

  1. 週2日以上、夫が息子と2人だけで過ごす時間をつくり妻が自分のやりたい事に集中できるようにする
  2. マネープランを2人で考え、我が家の未来を共有する

 

プラス 「やってみた!」

今回、多田ファミリーは、便利家電の導入もトライ。「ロボット掃除機」を試してもらいました。

至良ちゃんが歩き回るようになったことで、床掃除が負担になっていましたが

ゆうこさん「子どもの食べこぼしなども全部掃除してくれるので本当に便利!きれいになるし、時短になっていいことずくめ」。健造さん「ロボット掃除機の動線をもっとうまく作れば、今以上に活躍してくれそうだね」

 

たくさんある家事をあらためて項目別に見ることで、やることがはっきりしたという2人は「今後も、シートを見直して、その時に合う家事シェアをしていきたいです!」と、宣言。

家事シェアシートで多くの人に、家事シェアを考えてみてほしいと語ってくれました。

 

お問い合わせ

部署名:県民生活部 男女青少年課

電話:078-362-3169

FAX:078-362-3891

Eメール:danjoseishounen@pref.hyogo.lg.jp