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1866 (慶応元年11月15日~ 慶応2年11月25日) |
慶応2 | 兵庫津の三方名主・浦方惣代ら、兵庫津の地子免除と諸荷物江戸積仲間株の公許を幕府に出願する【2】 兵庫の北風荘右衛門家で難渋者のために連日粥を施行する【3.27】 摂津三田町の町役が、役所に津留を願い出る【3.27】 大坂町奉行、菜種の値段につき農民の売惜みを規制する【3】 篠山藩領5か村に東海道大津宿への加助郷が賦課される【3】 三田に郷学校が開設される【3】 兵庫・西宮の商人に征長のための御用金を賦課する【4】 幕府、但馬養父・朝来・気多・出石4郡の幕領に生糸改会所を設置する【4】 西宮で米の安売りを求め、米商人を襲撃する【5.3】 摂津菟原郡御影村で米の安売りを求めて騒ぐ【5.4】 摂津菟原郡住吉村・八部郡神戸村で米の安売りを求めて騒ぐ【5.8】 兵庫津で米商人その他豪商を襲撃、打ちこわしが起こる(兵庫こぼち)【5.8】 播磨加東郡市場村の近藤亀蔵家に20か村の窮民が押し掛け、米の安売りを約束させる【5.9】 摂津伊丹で米の安売りを要求して騒動が起こる【5.11】 臼杵藩が丸岡藩に代わって兵庫の警備を担当する【5.12】 摂津有馬郡一帯で騒ぎが起こる【5.13】 播磨揖東郡新在家村で米の安売要求騒動が起こる【5.20】 明石藩兵、芸州口に向かって進発を開始する【5.23】 姫路藩、大聖寺藩に代わって兵庫の警備を命ぜられる【5.25】 福井藩、神戸の海陸警備を命ぜられる【5.29】 淡路、風水害で米価騰貴し、下旬に打ちこわし起こる【5】 龍野藩、芸州行夫人足を徴集する【5】 安志藩兵、小倉に着陣する【6.5】 龍野藩、長州攻めの芸州口先鋒応援を命ぜられる【6.9】 飯田藩、岡藩に代わって湊川を警備する【6.13】 但馬村岡領で軍夫役と米価高騰に抗議して一揆起こる【6.20】 幕府、高松藩に征長軍応援を命じ、翌日西宮警備を免ずる【6.24】 久美浜代官支配下の但馬気多郡村々で一揆が起こる【6.26】 阿波藩の淡路に対する軍夫役割当を不当とし、その是正を求める【6】 播磨三木の金物職人が物価高騰を訴え集会する【7.28】 篠山藩領63か村、東海道大津宿の加助郷賦課に反対し、道中奉行宛の容赦嘆願書の進達を藩庁に願い出る【7】 幕府、因州藩に生野警衛と農兵の編成を命ずる【8.7】 久美浜代官所、支配下村々から人足を徴発する【8.22】 上旬幕府、兵庫津商人に御用金5万両を課す【8】 姫路藩、領内から農兵を徴募し、洋式銃隊を編成する【8】 幕府、大洲藩に西宮の警守、阿波藩に兵庫・神戸の警守を命ずる【10.30】 龍野藩、農武組員から選抜して報国隊(のち赤心隊)を編成する【10】 兵庫で米価高騰のため群衆が騒ぐ【11.19】 播磨赤穂郡千種川筋で一揆が起こる【11.30】 摂津菟原郡御影村で25、26日ごろ安米打切りに抗議して群衆が騒ぐ【11】 イギリス公使館書記官サトウ、兵庫に立ち寄り、京坂の情勢を探索する【12.6】 三田藩、三田町の難渋人調べを命じ、翌日水漬米を600匁で払い下げることを令達する【12.9】 摂津西宮駅に、従来の加助郷のほかに当分加助郷の村々が指定される【12】 西宮町の庄屋・年寄・駅問屋・総代連署で、大坂町奉行所に宿駅の費用増加を訴え、拝借金を願い出る【12】 この年、生野代官所、支配下村々の鉄砲所持者をもって銃隊を編成する この年、淡路洲本の安倍喜平、家塾積小軒を開く |
薩長同盟成立する【1.21】 大坂町奉行、群集して人家をこぼつことを厳制し、米価抑制の措置を触れる【5.10】 幕府、英・米・仏・蘭4国と「改税約書」に調印する 【5.13】 西宮・兵庫の騒動につづき大坂・江戸でも打ちこわしが起こる【5】 第二次長州征伐始まる【6.7】 武蔵秩父郡、陸奥信夫・伊達2郡、その他各地で一揆が起こる【6】 幕府、フランスの経済使節と600万ドルの借款約定を結ぶ【8.4】 将軍家茂の喪により征長停止の勅命が出される【8.21】 征長軍解兵令が出される【9.4】 徳川慶喜、将軍に就任する【12.5】 |
1867 (慶応2年11月2日~ 慶応3年12月6日) |
慶応3 | 幕府、「兵庫大坂外国人居留地規定書」を制定し、居留地を神戸・二ツ茶屋・走水の3か村の浜手地域に画定する【4.13】 小栗忠順ら商社設立案を起草する【4】 兵庫開港が勅許される【5.24】 幕府、松平信敏・景野成美らを兵庫開港御用掛に任命し、柴田剛中を現地の主管者とする【5.28】 兵庫商社、大坂の有力両替商20人を出資者として設立され、頭取に山中善右衛門(鴻池屋)が選任される【6.5】 兵庫・大坂・江戸の開港市期日を12月7日(1868年1月1日)とすることを布告する【6.6】 姫路藩、国産篠巻会所を国産長束会所のなかに設置する【6】 兵庫の北風荘右衛門、兵庫商社の肝煎となる、次いで翌月兵庫問屋商人2人、灘の酒造家6軒、播磨加東郡市場村の近藤文蔵が世話役に加えられる【6】 幕府、斎藤六蔵・小堀右膳に兵庫開港御用取扱を、比田小伝次ら3人を開港交易御用取扱に任命する【6】 但馬二方郡の奥口7か村で開田融通切手を発行する【6】 幕府、外国奉行・大坂町奉行柴田剛中に兵庫奉行を兼務させる【7.9】 旱魃のため、兵庫津はじめ在方各地で雨乞いが行われる【8】 久美浜役所、管下村々の私札の発行について取締りを強化する【8】 神戸村庄屋生島四郎太夫、居留地の造成を請け負う【8】 久美浜代官所支配下の但馬4郡の村々、石代納の値段の引下げを嘆願する【9】 西国街道に代わる山手新道の造成に着工する【10.7】 幕府、兵庫での商売を自由取引とする旨、各国代表に通知する【10.11】 兵庫居留地の造成が始まる【10.15】 兵庫運上所の建設に着工する【10】 生野銀山の御手当米制度が廃止され、閉坑となる【10】 三田藩主九鬼隆義、大政奉還に反対し、家中に諭達する【11.22】 兵庫商社、6種類の金札1万両を発券する【11.22】 篠山藩主青山忠誠、大政奉還に反対し、家中に銃隊の調練を布達する【11.23】 長州藩兵、摂津打出浜に上陸する【11.29】 摂津有馬郡山口村・道場村・三田町で中旬ごろええじゃないか踊りが起こる、次いで西宮・灘目・伊丹・兵庫・明石にも広がる【11】 イギリス、領事館を神戸の旧海軍操練局に設ける【11】 アメリカ領事館仮事務所を神戸村の海岸に設ける【11】 生野代官所支配下の但馬4郡の215か村、石代納の値段引下げを嘆願する【11】 但馬朝来・養父・出石・美含4郡の百数十か村、生野・明延・阿瀬鉱山による鉱害のため、貢租の減免を嘆願する【11】 川辺郡山本村一帯でお札が降る【11~12】 播磨一円・淡路にええじゃないか踊りが広がる【11~12】 長州兵、西宮に進駐する【12.1】 幕府、「大坂兵庫間運送船乗合船規則」を制定する【12.5】 兵庫開港、兵庫運上所で式典を行う(陽暦1868年1月1日)【12.7】 兵庫商社、運上所の運上銀預り業務を始める【12.7】 兵庫山手新道完成する【12.7】 ヒョーゴ・アンド・オーサカ・ヘラルド創刊(県内最初の新聞)【12.10】 幕府、小浜藩に西宮札ノ辻守備を命ずる【12.15】 備前藩、西宮警守を命ぜられる【12.20】 兵庫運上所・兵庫商社閉鎖となる【12.25】 姫路藩主酒井忠惇、老中首座に就任する【12.30】 播磨美嚢郡吉川谷・淡河谷に下旬ごろお札が降る【12】 洲本でお札が降り、「化ヶ踊」が流行する【12】 この年、篠山藩、銀札8種を発行する この年、三田藩、郷学を2校設置する |
オーストリア・ハンガリー二重帝国が成立する【5】 板垣退助・中岡慎太郎・西郷吉之助ら京都に会し、討幕を密約する【5.21】 東三河で下旬ごろええじゃないか踊りが始まり、次いで遠江・尾張・美濃に流行する【7】 薩・長・芸三藩、挙兵討幕を約する【9.18】 山内容堂、幕府に大政奉還を建白する【10.3】 薩摩藩に討幕の密勅が下る【10.13】 長州藩に討幕の密勅が下る【10.14】 将軍慶喜、大政奉還を上表、翌日、朝廷これを許可する【10.14】 大坂で下旬ごろええじゃないか踊りが始まる【10】 朝廷、王政復古を宣言する【12.9】 |
【 】には月又は月日を記載した。
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