豆知識(整備状況)
兵庫県総合計画において、高速道路整備の位置づけとその整備状況は、次のように変化しながら現在に至っています。大まかにみると、昭和30年代後半に名神高速道路、第二神明道路の供用に始まった兵庫県の高速道路整備には、次のような傾向が見られます。
- 昭和40年代
県勢振興計画の計画期間には、都市機能の充実とその効果の地方への波及を目標に、阪神、神戸地域から播磨地域に至る瀬戸内海臨海部の東西軸を中心に整備を進めました。具体的には、陸上交通による「県内2時間交通」を目標に整備を進めています。
- 昭和50年代から平成7年
21世紀への生活文化社会計画、兵庫2001年計画では、地域の交流・連携を目標に、内陸部の東西軸、日本海側と太平洋(瀬戸内海)側を結ぶ南北軸を中心に整備を進めました。また、兵庫2001年計画では、道路、鉄道、航空機を利用した多元、多重の交通ネットワークによる「県内1時間高速交通圏の確立」を目指した「高速道六基幹軸」が打ち出されました。
- 平成7年から平成12年度
兵庫2001年計画に基づいた整備に加え、平成7年1月の阪神大震災からの復興、震災の教訓を活かした多核・ネットワーク型の県土づくりと県土の均衡ある発展を目標に、高速性、代替性を備えた道路網の整備に取り組んできました。
- 平成13年度から平成29年度
新しい世紀の兵庫づくりの羅針盤となる「21世紀兵庫長期ビジョン」に基づき、「多彩な交流社会」の実現に必要不可欠な「高速道六基幹軸」の21世紀初頭の概成を目指して、整備を進めてきました。
- 平成30年度以降
地域創生の実現に向け、「基幹道路八連携軸」の2050年までの完成を目指して、整備を進めていきます。