大雨時は道路アンダーパス部の冠水に注意！！

道路アンダーパス部の冠水とは

道路アンダーパス部とは、交差する鉄道や他の道路の下を通過するため、周辺の地面よりも低くなっている道路区間のことをいい、地形的に雨水が集中しやすい構造となっています。通常の降雨時にはポンプ設備などにより集まった雨水を外部に排出しています。

しかし、近年、全国各地で多発する局地的豪雨（ゲリラ豪雨）など予想を上回る大雨に際しては、ポンプなどでは排水しきれずにアンダーパス部が冠水してしまい、そこへ車両が進入し、水没するなどの重大な事故が発生しています。

車両冠水事故防止対策

• (1)冠水情報板による表示
  冠水が生じた際には、水深が5cmになれば「通行注意」が、水深が15cmになれば「通行止め」が冠水情報板に表示されます。「通行注意」が表示されれば徐行運転を行い、「通行止め」が表示されれば、アンダーパス部には進入しないでください。
  また降雨時に冠水する危険性があることを日頃から通行者に注意喚起するためにアンダーパス部の手前に注意喚起看板を設置しています。冠水事故が発生した場合は記載されている土木事務所へご連絡ください。
• (2)水深・地名の表示
  濁水のために冠水状況が判らないことから、側壁に最大水深や通行止め基準である水深15cmを表示しています。もし冠水したアンダーパス部に進入してしまった場合は、水深表示板などから引き返す等の判断をしてください。また、救助活動が必要となった場合に、その場所を特定して連絡が取れるように、アンダーパス部の箇所名や箇所番号を記載した地名表示板を設置しています。

ドライバーの皆様へのお願い

道路アンダーパス部が冠水している場合は、不用意に進入せず、迂回するなどの危険回避を優先するようお願いします。万が一冠水部に進入して車が動かなくなってしまった場合は次を参考に行動してください。

• (1)まずは落ち着いて冠水場所から脱出することを考える。
• (2)窓を開けるか、窓を割ってでも脱出する。
• (3)水圧でドアが開かなければ、ある程度水が車内に入ってくるのを待って（水圧差が小さくなって開けやすくなる）から、足でけるように押し開ける。
• (4)車外に脱出できないときは、至急、警察や消防署または道路管理者へ救助要請の連絡をする。（必ず箇所名・箇所番号を伝える）

アンダーパス冠水危険箇所一覧（兵庫県所管）

1. リンク欄の詳細及び地図は、国土交通省近畿地方整備局の「近畿道路冠水危険箇所マップ」へリンクします。
2. 兵庫県所管以外のアンダーパス部の冠水危険箇所については、こちらをご覧ください。 → 「近畿道路冠水危険箇所マップ」（外部サイトへリンク）