更新日:2022年12月27日

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登録番号第1号

取組内容

食品廃棄物等のメタン発酵によるコージェネレーション(熱)利用とオカラの乾燥による飼料原料化

取組主体

生活協同組合 コープこうべ

取組実施場所

神戸市東灘区向洋町西2-1

取組開始年月

平成15年12月

先導性の区分

利活用システム

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取組の概要

取組の概要

  • 六甲食品工場から発生する食品廃棄物や排水汚泥をメタン発酵設備でメタンガスに変え、排熱を工場で利用している(コージェネレーションシステム)。また、余剰メタンガスはボイラーで蒸気に変換し、この蒸気も食品生産設備に使用している。
  • 生オカラは食用廃油を燃料として、腐敗のない乾燥飼料とし、飼料メーカーに供給している。
  • この取組により、工場から発生する廃棄物のリサイクル率96%を達成している。

経済効果

  • これまで、廃棄物処理に年間約1億円の経費が支出されていたが、設備導入によりビニール系の廃棄物の処分費を除く8,700万円の処分費が不要となった。
  • 施設の維持管理費は年間約1,900万円
  • 飼料販売により年間約1,000万円の収入があり、また、電気・熱の利用により年間約900万円に相当するエネルギーコストが削減できた。
  • よって、当該施設の経済効果は年間約8,800万円であり、約3年で投資回収が可能と考えている。

その他特記事項

  • 施設整備における補助事業等の活用状況:食品リサイクルモデル緊急整備事業(農林水産省補助事業)(総事業費は約3億円)

利活用バイオマスの種類と製品等について

利活用バイオマスの種類と量等

種類

利活用量(年間)

利活用方法

オカラ

4,460t

飼料

廃食用油

102t

オカラ乾燥用燃料

食品廃棄物

1,600t

メタン発酵

排水汚泥

360t

メタン発酵

製品又はエネルギー量

製品等の種類

製品量/エネルギー生産量

製品等の種類

飼料

780t/年

飼料

メタンガス

832,000MJ/年

メタンガス

メタン発酵設備

オカラ乾燥設備

 

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お問い合わせ

部署名:農林水産部 流通戦略課

電話:078-362-9213

FAX:078-362-4276

Eメール:ryuutsuusenryaku@pref.hyogo.lg.jp