更新日:2024年4月9日

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登録番号第7号

取組内容

木質チップ等を燃料としたバイオマス発電及び売電

取組主体

兵庫パルプ工業株式会社

先導性の区分

原材料バイオマス

取組開始年月日

平成16年10月

取組実施場所

丹波市山南町谷川858番地

企業等ホームページ

https://www.hyogopulp.co.jp/(外部サイトへリンク)

取組の概要

取組の概要

  • 兵庫パルプ工業(株)は未晒クラフトパルプを製造販売し、年間35万トン木材チップ(主に製材所廃材)を使用している。この中には建築廃材も含まれており、解体材処理業者はパルプ用、ボード用、燃料用に分別製造しており、燃料用は需要が少なく解体材を受け入れても処理できない状況にあった。
  • このため、これらの解体材を新エネルギーとして有効に利用し、燃料より得られた発生蒸気でバイオマス発電を行うこととした。
  • 木くず燃料を燃料熱量比で80%、RPF又はタイヤチップを20%の割合で流動床ボイラーにて燃焼させ、85t/hの高圧高温を発生させ、18,000KWの抽気復水蒸気タービンにより発電を行い、所内消費電力を除いた電力を新エネルギーとして関西電力に売電している。
最大処理能力:木くず320t/日、RPF30t/日
平均処理量:木くず292t/日、RPF23t/日
 
燃料受入設備→燃料貯蔵設備(木くずサイロ)→燃料払出設備→気泡型流動床ボイラー(蒸気量85t/h)→気抽気復水タービン発電機(18,000KW)

その他特記事項

  • 環境効果:従来の化石燃料による同容量の発電設備に比べ、温室効果ガスの排出量は年間122,860トン削減できている。
  • 施設整備における補助事業等の活用状況
    有り〔新エネルギー事業者支援対策費補助金(NEDO)〕
  • 発電施設のトータル建設費は48億円

利活用バイオマスの種類と製品等について

利活用バイオマスの種類

種類

利活用量

利活用方法

(年間)

木くず

100,000t

発電燃料

RPF(バイオマス重量比50%)

7,700t

発電燃料

製品又はエネルギー量

製品等の種類

製品量/エネルギー

生産量

電気

149,040MWH/年

4号バイオマスボイラー

4号タービン発電機

 

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お問い合わせ

部署名:農林水産部 流通戦略課

電話:078-362-9213

FAX:078-362-4276

Eメール:ryuutsuusenryaku@pref.hyogo.lg.jp