更新日:2022年11月25日

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登録番号第27号

取組内容

松材トール油精製時の副生油燃焼による発電、熱利用

取組主体

ハリマエムアイディ株式会社

取組実施場所

加古川市野口町水足671-4

取組開始年月

平成17年3月

先導性の区分

利活用システム

ホームページ

http://www.harima.co.jp/(外部サイトへリンク)

取組の概要

取組の概要

  • 製紙会社でパルプを製造する際に排出される副生産物である粗トール油を原料として輸入し、ロジン、脂肪酸などを抽出。その際に発生する副生油を燃料として利用。
  • 副生油は専用ボイラーにて燃焼、発生した蒸気を抽気復水式蒸気発電機により、工場で使用する蒸気と電力の全量を賄い、余剰分については、新エネルギーとして電気事業者に販売。
  • 取組以前は、余剰の副生油は燃料として低価で販売。本取組により全量を有効利用できるようになり、燃料価値が向上。

主な設備等

  • 精留プラント→松材由来の副生油→蒸気ボイラー(30t/h)にて燃焼→抽気復水式蒸気タービン(4,000kw)に導入→電気→蒸気

その他特記事項

  • 副生油などの低品位燃料を効率的に利用できる改良型のボイラーを製造。現在、低品位燃料油用ボイラーをとして、特許申請中
  • 松材トール油精製時の副生油を燃料とする発電施設としては、国内初
  • 施設整備における補助事業等の活用状況:新エネルギー事業者支援対策費補助金事業(経済産業省)

利活用バイオマスの種類と製品等について

蒸気ボイラー設備の外観

利活用バイオマスの種類と量等

種類

利活用量(年間)

利活用方法

副生油
(松材トール油精製時)

15,000t/年

燃焼

 

製品又はエネルギー量

製品等の種類

製品量/エネルギー生産量

蒸気

130,000t/年

電気

30,000MWh/年

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お問い合わせ

部署名:農林水産部 流通戦略課

電話:078-362-9213

FAX:078-362-4276

Eメール:ryuutsuusenryaku@pref.hyogo.lg.jp