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平年より1週間早く今年は梅雨入りしました。これから台風シーズンを迎える10月まで災害が発生しやすい季節となりました。特に6月は「豊かなむらを災害から守る月間」、「土砂災害防止月間」ということで、去る6月5日に県、市町、警察、消防、地元関係者による合同防災パトロールに参加しました。
当日は令和4年7月豪雨災害で被災した丹波篠山市遠方の復旧治山事業の現場と農村地域防災減災事業を予定している丹波市氷上町石生の千代田池を調査しました。
治山事業では復旧に向けて工事が発注され、工事用仮設道路設置に向けた準備が行われており、施工状況の確認と昨年の豪雨以降の周辺山地の点検を行い異常のないことが確認できました。
復旧治山事業の現場点検状況 復旧治山事業の現場概要説明
ため池現場では漏水やひび割れ等の異常の有無に加えて、侵入防止柵の点検を行い、異常の無いことを確認できました。
点検終了後は参加者で意見交換を行い、私から多様な専門知識を持った多くの人の目で点検することが必要、県の中でも農業、林業、土木と3つの目があり、更に警察、消防など防災・防犯の視点を加えて多角的に点検することが重要とお話しました。例えは少し異なるかも知れませんが古い詩の“手を打てば 鯉は餌と聞き 鳥は逃げ 女中は茶と聞く 猿沢の池”といったところでしょうか?
また、ため池について改修後は洪水調節機能を活かして事前放流等治水対策への協力をお願いしました。
千代田池堤体の点検状況 千代田池侵入防止策の点検状況
更に6月16日、26日には砂防施設の合同パトロールが行われ、NPO法人兵庫県砂防ボランティア協会にも参加いただいて点検を終えたところです。
皆さんの地域や家庭でも自然災害に備えて今一度県CGハザードマップを確認するなど、災害に備えていただくようお願いします。
県CGハザードマップ(地域の風水害対策情報)(外部サイトへリンク)
文室谷川砂防堰堤の点検状況 遠阪川親水施設の点検状況
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