ここから本文です。
7月23日(日)に県道西脇篠山線味間南バイパスが開通しました。
西脇篠山線は、西脇市寺内の国道175号寺内北交差点を起点に、味間地域を経由して丹波篠山市中心部の東岡屋へ至る全長24.6kmの路線で、地域間交流を支える東西幹線道路です。
このうち、丹波篠山市味間地域では、集落内を通過し幅員狭小で自動車の同士の離合が困難なうえ、“ひょうご丹波チャレンジ200”のサイクリングモデルルートにも選定されており、早急な対策が必要とされていました。
このような状況を踏まえ、平成29年度に「味間南バイパス事業」として着手し、この度バイパス区間の開通を迎えることができました。
これも、地元並びに地権者の皆様、国会や県議会の先生方、丹波篠山市役所、篠山警察署、更には測量・設計・施工業者など、多くの関係者のおかげであると感謝します。
現況横断図 計画横断図
特にこの路線は、私の個人的な関わりから申し上げると、入庁間もない昭和の終わり頃に先輩に現場のイロハをたたき込まれたのが西脇側の現場で、事業着手した平成29年は県庁の担当課長、設計や用地買収に取りかかった令和元年は事務所長、そしてこの度局長としてテープカットをさせていただきました。
テープカットの様子 式典後の通り始め
このバイパスの供用開始により、味間地域の安全で円滑な交通を確保するとともに、国指定文化財・大国寺や地域内の工場、店舗、更には2025年大阪関西万博に合わせて開催される丹波篠山国際博覧会のアクセスが強化され、地域産業の活性化、観光の振興が図れるものと期待しているところです。
なお、国道側130mの現道拡幅と国道の交差点部分の工事が残っており、本年中の完成を目指して引き続き実施します。ご不便をお掛けすることになりますが、皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願いします。
航空写真(バイパス起点部)
【参考】地形図で見るまちの移り変わり
お問い合わせ