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7月に入りました。コロナウイルスの新規感染者数は、増加傾向となっており、第7波の様相を呈しています。適切なマスクの着用で、熱中症にならないよう気を配りながら、感染を広げない取組みを継続しつつ、地域のにぎわいを取り戻していきましょう。
隣県同士である兵庫・岡山両県知事が、観光連携や現状の課題等について、姫路にある姫路文学館で意見交換を行いました。両県知事会議は平成14年から始まり、今回で9回目となります。
会議では、主に(1)両県の観光連携、(2)JRローカル線の維持・活性化、(3)林業振興について話し合われました。
観光連携では、デスティネーションキャンペーン等による相互誘客、県境の観光資源の活用に連携して取り組むこと、JRローカル線の議論では、姫新線など経営状況が厳しいローカル線の維持・活性化に向けて、利用促進や国・JRへの働きかけなどに取り組むこと、林業振興では、両県の優良事例の共有や人材育成等の連携強化を確認しました。両県は陸続きで、県民の交流も活発であり、共通する課題も多いことから、これからもしっかりと連携して、課題の解決に取り組んでまいります。
中播磨県民センターの管内では現在7地区でほ場整備事業を実施しています。
このうちの一つ、姫路市夢前町宮置地区でこの度1期目の工事が完成し、最新機器等によるスマート農業を紹介する現地見学会を開催しました。
当地は50年前に30アール程度で一度整備されていましたが、農業者の高齢化や施設の老朽化による農業の衰退が懸念されていました。
このため、地域の担い手へ農地集積と収益性の向上・生産コストの削減に向け、1ヘクタールを超える大区画化や地下水位制御システムなどを採り入れた再整備を行っています。
現地では、あらかじめ農地の位置情報を入力したロボットトラクタ(写真)が自動で農地内を転回したり、ドローンによる自動散水などの実演が行われました。
また、農業者の維持管理の省力化の面では、スマートフォンで操作する水田の水管理システムや鉄鋼スラグ材を用いた畦畔の造成による草刈り作業の低減、その畦畔に設置した獣害防止柵の効果も紹介されており、今後の農業や地域のあり方に対する一つの答えになればと期待しています。
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