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雨の季節がやってきました。先月も書きましたが、淡路に赴任して、快晴の日にながめる淡路の海と空の開放感は他に代えがたいと感じていますが、もともと淡路は雨の少ない地域。ため池が県内で一番多い(ということは全国で一番多いということだそうです)地域であることからも分かるとおり、雨は淡路の農業や生き物たちにとって、とても大切なものでもあります。
一方で、激しい集中豪雨や長雨は時に災害をもたらします。特に近年は、ゲリラ豪雨や線状降水帯などの言葉がつぎつぎと現れてきているように、雨の降り方も変わってきています。
県民局でも、河川やため池の改修、土砂を防ぐ小規模なダムの整備などの防災対策を順次進めていますが、どうか、皆さんお一人おひとりが、従来以上に十分な備えと注意をいただくようお願いします。
災害が予想されるような状態になったら、川や田畑の様子を見に行くことなく、自身の安全を第一に考えて下さい。また、早めの避難を心がけ、逃げ遅れたと感じるなど状況によっては、危険を冒して避難するよりも、自宅の2階や斜面と反対側の部屋など、より安全と思われる場所に移動するようにして下さい。備えあれば憂いなし。備えたけれど何事もなければ、それはそれで良かったと考えたいと思います。
令和4年6月1日
淡路県民局長 藤原 祥隆
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