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6月の初めに、合同防災パトロールで、島内をまわりました。防災パトロール自体は年間を通じて行っていますが、兵庫県が6月を「豊かなむらを災害から守る月間」と定めており、警察、消防、市、ため池管理者などの関係者と県民局が一緒になって、啓発を兼ねてこの時期に行っているものです。
その中で、慶野松原を初めて訪れました。以前から、風光明媚な名所と聞いていましたので、パトロールとは言え楽しみにしていました。松の本数も想像していた以上に多く、やはり昔から名勝と言われるだけのことはある美しさでした。
ただ、パトロールで訪れたのは、昨冬の荒天のために、慶野松原近くの砂浜が波で削られ、危険な場所ができていたためです。例年であれば、春になると自然に砂浜が回復するそうなのですが、今年は戻らず、パトロールの時には応急措置として、立ち入り禁止ロープを張っていました。
新型コロナウイルスの影響で、2年にわたって、淡路島では海水浴場が開かれませんでした。今年は、3年ぶりに海開きの動きが広がっています。ここ、慶野松原の海水浴場も、規模は縮小しつつも海開きをされると聞いています。県民局では、海開きまでに危険箇所を解消するべく対策を進め、現在では立ち入りが可能になっています。久しぶりの海を楽しんでいただけたらと思います。
これから夏本番を迎え、暑い日が続きます。感染症対策と熱中症対策のバランスをとりながら、乗り越えましょう。
令和4年7月1日
淡路県民局長 藤原 祥隆
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