更新日：2021年7月13日

請願 第42号

令和3年3月2日配付　　

　　　　　　　　　　　　文教常任委員会付託

新型コロナ禍のもとで苦難にあえぐ学生への支援に関する件

1　受理番号　第42号

2　受理年月日　令和3年2月22日

3　紹介議員　きだ結

4　請願の要旨

　日本の高等教育に係る学費は、フランスやドイツ、北欧諸国など他のOECD諸国に比べても高額である。日本学生支援機構の学生生活調査（平成30年度）によると、大学生の学生生活費の63.2％を学費が占め、「家庭からの給付のみでは修学不自由・困難及び給付なし」の学生は34.1％となっている。

　こうしたもと、新型コロナ禍によって更に深刻な実態に追い込まれている。この間私たちが取り組んでいる学生向けの食料支援活動では毎回数十人の学生が食料を受け取りに来られ、私たちが集めている実態調査（2月1日現在220人が回答）では、「アルバイトのシフトが減って収入が減った」「バイト先が潰れて収入がなくなった」「給付金が欲しい」など、切実な声が多数寄せられている。

　また、昨年7月に国によって行われた「学び継続のための学生支援緊急給付金」についても「知らなかった」「自分は対象外だと思って申請しなかった」などの声も寄せられている。

　よって、下記事項を要望する。

記

1　県内の大学・短大・専門学校に通う学生に対して、学生生活を維持するための給付金を支給すること。