平成29年4月局長メッセージ（阪神北県民局長　村上　元伸）

　皆さんこんにちは。心待ちにしていた桜の便りもようやく届き始め、北摂の里山も本格的な花の季節を迎えようとしています。これから初夏の新緑へと日々の変化が楽しみです。4月から新しい生活を始める人も多いでしょう。新たに阪神北地域へ越してこられた皆さんには、ガイドブックを参考に各地に足を運んでいただき、都市と自然が共存する阪神北地域の魅力を存分に味わって欲しいと思います。また、進学や就職などで他の地域へ行かれる皆さんには、いつまでもふるさとを覚えていて下さい。そして、いつでも帰って来て下さい。
　さて、新年度の初めにあたり、阪神北県民局の平成29年度の主な取組を紹介します。
　一つ目は、「ひょうご北摂ライフ」の推進です。良好な住環境、豊かな自然、生活利便性に富む阪神北地域の魅力ある暮らし方を発信する「ひょうご北摂ライフ」アピール事業を充実させ、新たに街と暮らしの体験バスツアーや住まいの相談会を実施するなど、定住や幅広い層の転入を促進します。また、地域の伝統文化の伝承にも取り組み、ふるさと意識を育みます。
　二つ目は、北摂の強みを生かした地域の元気づくりです。起業・創業支援や高校生のふるさと企業訪問バスツアーの実施など、地域の産業雇用の振興を図ります。都市農業・都市近郊農業の魅力を発信する阪神アグリパーク構想では、新たに農産物直売所等に家庭料理研究家等をコンシェルジュとして派遣し、メニューを提言するなど、直売所等の魅力アップを図ります。また、新名神高速道路の建設が進むなか、観光施設等を結ぶドライブマップやサイクルマップを作成し、地域内外との交流拡大につなげます。
　三つ目は、北摂里山博物館（地域まるごとミュージアム）構想の推進です。里山保全活動への支援や環境学習（里育）などの取組のほか、県立有馬富士公園に設置した「新宮 晋 風のミュージアム」を舞台に、能や音楽などのアートイベントを引き続き展開します。また、ナラ枯れ対策を進め貴重な里山景観を守ります。
阪神北県民局は、地域の元気づくり、地域創生の実現に向け、職員一丸となって全力で取り組みますので、今後ともよろしくお願いします。
 

阪神北県民局長　村上　元伸

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