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「菊炭」をご存知でしょうか?
川西市の黒川一帯で生産されている「一庫炭」は、その切り口がまるで菊の花びらのように見えることから「菊炭」とも呼称されています。500年を越える歴史があり、千利休が茶会で愛用し、豊臣秀吉が称賛したことは有名な話です。火付き、火持ちがよく、煙も立たず静かに燃えることから、茶席などで使われる高級炭として重用されています。
しかし、昭和30 年代以降、電気やガスの普及に伴い、多いときは約40軒あった炭焼き農家も、次第に減り、今では1軒だけになってしまいました。
「菊炭」の原材料となるクヌギの木を、地上1~2メートル位で伐採し、新芽を出させる「台場クヌギ」として育てあげ、約8年の周期で伐採し、丹精を込めて常に手を入れながら、見事な里山の景観をつくりあげます。こうした生産サイクルが今でも続いていることから、黒川地区の里山は“日本一の里山”と称されています。
「黒川里山景観」
「台場クヌギ」
「菊炭」
阪神北県民局では、“日本一の里山”を訪ね、「菊炭」生産現場の見学や炭窯復元の作業体験など、炭焼き文化を体感するバスツアーを開催します。「菊炭」を使ったお茶や窯で焼いたピザもお召し上がりいただけます。
是非、この機会に、北摂里山の伝統ある炭焼き文化にふれてみませんか?
「炭窯復元体験」
「お茶会」
「ピザ焼き」
【ツアー行程】
集合:川西能勢口駅(出発)
~バス移動~
(午前)炭焼き農家での炭焼見学、大谷クヌギ林内に残る炭窯復元体験
(昼食)窯でのピザ焼き体験、昼食
(午後)黒川里山センター見学、徳林寺で菊炭を使ったお茶会
~バス移動~
解散:川西能勢口駅(帰着)
【ツアー開催要領】
日時:2023年11月5日(日曜日)9時00分~17時00分 ※荒天中止
場所:川西市黒川地区(川西能勢口駅 バス出発・帰着)
参加料:昼食代・お茶会代1,000円
募集:20名(先着順)※18歳以上
申込み:
1.北摂里山博物館運営協議会HP(外部サイトへリンク)から入力
2.チラシ裏面(PDF:120KB)の申込書に記載の上、FAX又は郵送
締切り:2023年10月27日(金曜日)※募集状況により早期に締め切ります
主催:兵庫県阪神北県民局/北摂里山博物館運営協議会
問合せ:北摂里山博物館運営協議会(TEL:0797-83-3114、FAX:0797-83-3108)
阪神北県民局長 宮口 美範
お問い合わせ
部署名:阪神北県民局総務企画室総務防災課
電話:0797-83-3101(代表)
FAX:0797-86-4379
Eメール:hanshinksom@pref.hyogo.lg.jp