ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 県民局・県民センター情報 > 令和5年12月局長メッセージ(阪神北県民局長 宮口 美範)

更新日:2023年12月1日

ここから本文です。

 

令和5年12月局長メッセージ(阪神北県民局長 宮口 美範)

西宮市の甲子園をホーム球場とする阪神タイガース、もともと神戸市が本拠地(当時「グリーンスタジアム神戸」)のオリックス・ブルーウェーブが球団合併し誕生したオリックス・バファローズがリーグ優勝を果たしました。
そして、11月23日、阪神タイガースとオリックス・バファローズによる神戸でのパレードが盛大に開催され、延べ45万人の阪神ファン、オリックスファンが大きな声援を送り、選手らとともに勝利の喜びをかみしめました。


リーグ3連覇を成し遂げたオリックスは、日本一となった1996年以来、27年ぶりのパレードでした。
1995年、阪神・淡路大震災が発生し、神戸・阪神地域等は未曽有の被害を受けました。実は、私も当時の住まいが全壊し、避難生活を強いられました。一時は試合開催も危ぶまれた中、名将仰木監督が率いる神戸の球団がイチローらの活躍でリーグ優勝。さらに翌年、長嶋茂雄監督が率いる読売ジャイアンツを下し、初の日本一。
私もそうですが、「がんばろうKOBE」の合言葉に励まされ、勇気づけられた被災者は多かったのではないでしょうか。前回、選手として参加し、神戸の地で多くのファンに祝福された中嶋聡監督にとっても、非常に感慨深いパレードとなったようです。


11月25日、J1ヴィッセル神戸が、クラブ創設29年目で初めてリーグ制覇。その歴史を振り返ると阪神・淡路大震災が大きな影を落としています。
1995年1月17日、クラブ発足後、初めての練習予定日に阪神・淡路大震災が発生、まさに混乱の中での船出でした。その苦境を乗り越え、翌年には、FW永島昭浩主将らの活躍でJ1昇格を決め、神戸のファンを沸き立たせました。しかし、なかなか上位には食い込めず、2度にわたるJ2降格も経験しながらも、ビジャ、イニエスタ、ポドルスキらを擁し、2020年には天皇杯全日本選手権を制覇。
そして2023年11月25日、吉田孝行監督のハイプレス戦術を、大迫勇也、武藤嘉紀選手らが実践し、遂にリーグ戦を制しました。


震災以降、被災地の神戸・阪神地域を本拠地としてプレーするオリックス(ブルーウェーブ時代)、阪神タイガース、ヴィッセル神戸の活躍を応援してきたので、感慨もひとしおです。
これらのチームの活躍は、野球やサッカーファンを元気づけるだけでなく、関西地域を中心に大きな経済効果を生み出します。民間シンクタンクのアジア太平洋研究所によれば、阪神とオリックスが優勝した経済波及効果は1,283億7,300万円に上ると試算しています(関西大学宮本勝浩名誉教授は約1,449億円と試算)。
阪神タイガースとオリックス・バファローズの日本シリーズでのゲームは、観ていてドキドキ、ワクワクする、とてもすばらしいゲームでした。是非、2024年も関西ダービーを再現してもらいたいです。ヴィッセル神戸にも2連覇を期待しています。
そして、次は、バスケットBリーグの神戸ストークス、ジャパンラグビーリーグワンのコベルコ神戸スティーラーズ、サッカーWEリーグのINAC神戸レオネッサにも期待しています。
地元兵庫のスポーツがますます盛り上がり、地域の元気がみなぎり、経済が一層活性化することを願ってやみません。
 

 

阪神北県民局長 宮口 美範

阪神北県民局長メッセージ一覧

・阪神北県民局長メッセージ一覧

関連メニュー

 

お問い合わせ

部署名:阪神北県民局総務企画室総務防災課
電話:0797-83-3101(代表)
FAX:0797-86-4379
Eメール:hanshinksom@pref.hyogo.lg.jp