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高病原性鳥インフルエンザとは、鳥インフルエンザのうち、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のある特定のウイルスです。鶏、あひる、七面鳥、うずら等は、感染した鳥との接触や水、排泄物等を介して感染し、神経症状、呼吸器症状、消化器症状等を呈します。
鳥インフルエンザウイルスは、通常、ヒトに感染することはありません。しかしながら、感染した鳥に触れる等濃厚接触をした場合など、きわめて稀に鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染することがあります。
また、WHO(世界保健機関)は、鶏などの家きん類に高病原性鳥インフルエンザが集団発生している地域(東南アジア等)では、家きん類の肉及び家きん類由来製品について、食中毒予防の観点からも十分な加熱調理(全ての部分が70℃に達すること)及び適切な取扱いを行うことが必要であるとしていますので、鶏肉は十分加熱して食べてください。また、鶏肉を未加熱又は加熱不十分なままで食べることは、食中毒予防の観点からもお勧めできません。
なお、生きた鳥との接触等により、人に感染した例が知られているものの、鶏卵、鶏肉等の食品を食べることによりインフルエンザウイルスが人に感染することは、世界的にも報告されていません。
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