ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 広報 > 広報媒体(広報紙、テレビ番組など) > 広報紙「県民だよりひょうご」 > 西宮からヨットで単独世界一周やり遂げることの大切さを伝えたい

更新日:2024年9月30日

ここから本文です。

西宮からヨットで単独世界一周やり遂げることの大切さを伝えたい

今年6月、ヨットによる単独無寄港無補給での世界一周を日本人最年少の24歳9カ月で達成した木村啓嗣さん。挑戦の経緯や231日間の航海について聞きました。(取材・文・本紙編集部)

木村啓嗣(きむら・ひろつぐ)さん

1999(平成11)年大分県生まれ、西宮市在住。高校時代にヨット部に所属し、卒業後は海上自衛隊へ入隊し潜水艦勤務となる。ヨットでの世界一周に挑戦するため退官し、2020(令和2)年に(株)浜田に入社。24年、単独無寄港無補給世界一周チャレンジを達成。

Q.ヨットとの出合いは。
高校生の時、体を動かす目的でヨット部に入りました。ヨットで世界一周した白石康次郎さんをその頃に知り、自分もやってみたいと夢見たことを覚えています。卒業後はヨットから離れましたが、神戸で勤務していた頃、休日に新西宮ヨットハーバーや芦屋市の県立海洋体育館で再びヨットに乗るうちに、夢にチャレンジしたいと思うようになりました。

Q.世界一周に挑戦するまでの経緯は。
新西宮ヨットハーバーで(株)浜田の社長と出会い、世界一周の夢を話し意気投合。2020(令和2)年に入社し、会社のプロジェクトとして挑戦が始まりました。1回目は22年11月で、船の故障などにより1週間ほどで断念しました。2回目は必ず成功させる覚悟で船体を強化し、太平洋をハワイまで往復するなど経験値向上のためにトレーニングを積みました。単独で新西宮ヨットハーバーを出発したのは23年10月です。

木村さんがドローン撮影した航海の様子。

Q.航海中の思い出は。
孤独な環境でしたが、「無理をしないで」などSNSを通じた温かいメッセージに助けられました。嵐の後の朝焼けといった美しい景色を一人きりで目にした時には、日常生活で誰かと感動を分かち合えることがいかにありがたいかよく分かりました。

Q.今後の目標は。
今回の経験を自分だけのものにせず、やり遂げることの重要性を講演や体験会などで子どもたちに伝えていきたいです。

お問い合わせ

電話:078-362-3019

FAX:078-362-3903

Eメール:kouhouka1@pref.hyogo.lg.jp