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兵庫県が行っている新しいポストコロナ社会の創造に挑戦する取組を紹介しています。
ポストコロナ社会に向けたご意見がありましたら、vision@pref.hyogo.lg.jpまでご連絡ください。
兵庫県では「ポストコロナ社会」のあり方を考える基礎資料とするため、県民モニターを対象として今般のコロナ禍の影響と今後の展望について自由記述を中心とする臨時アンケート調査を実施しました。
県民モニター1,250人から多くの意見が寄せられ、今回の事態が県民生活に与えた影響を今後の県政に生かすため、テキストマイニングの手法も活用し、膨大な意見の中から浮かび上がってくる課題や今後の方向性を考察する形で調査結果を取りまとめました。
ポストコロナ社会の新たな社会づくりの取組を企業、大学、団体をはじめ県民の英知を結集して展開するため、県内外から前向きな提案を募集しました。(6月30日までで募集を終了しました。計168件のご応募をいただきました。)
ポストコロナ社会に向けた企業、大学、団体などの先進的な取組を支援するため、令和2年7月に標記の補助制度を創設し、34件の事業を採択しました(支援実施期間:昨年8月~本年3月)。このたび、採択事業の実施結果を取りまとめましたので、お知らせします。
ポストコロナ社会の具体化補助事業の結果報告(PDF:1,507KB)
五百旗頭真兵庫県立大学理事長の発案により、有識者による「ポストコロナ社会兵庫会議」が発足し、ポストコロナを見据えた社会のあるべき姿などについて、国をはじめ広く社会に対する提言を取りまとめられました。
新型コロナウイルスの感染拡大は、現代社会に多くの課題を突きつけた。私たちは、これからの社会を単にコロナ前の状態に戻すのではなく、今回の経験と教訓を踏まえて新たな段階の文明社会を模索していかなければならない。
兵庫は25年前の阪神・淡路大震災から創造的復興を成し遂げ、災害対処をリードしてきた。いつの時代にも課題を受け止め、先駆的役割への志を示してきた兵庫である。
この世界的パンデミックの危機にあって、本会議は兵庫という地域の限定を超えて、日本と世界のパンデミックへの対処、そしてその後の進むべき新たな社会はどうあるべきか、提言する。
なお、以上の想いを共有する12名の本会議構成員は、頻繁な会議を開催し、口角泡飛ばしての討議のうえ、本報告書をまとめるのが通例であろう。しかし、3密を避けるべき状況である。そこで兵庫県ビジョン局職員の労を煩わし、会議構成員へのインタビューなどをしていただいた。その発言を基に第一草稿を作成したが、各構成員の個性的な発言の一部をコラム欄に残すこととした。
座長が草稿全体に加筆修文した。一度も顔を合わせることなくリモートで作成された本報告書であるが、その手段は今回のコロナで重要性が確認されたテレワークやWeb会議ではなく、事務局の細やかなレーバーである。構成員が示された見識とともに、これを多としたい。
ポストコロナ社会兵庫会議 座長 五百旗頭 真
わが国を代表する先生方から、日本を先導する兵庫にふさわしい素晴らしい提言をいただいた。「人間の安全保障」を打ち出した非常に重い提言だ。国として対応する必要がある多くの問題に触れられている。政府をはじめ、全国都道府県に伝えたい。県としては、これをしっかり受け止め、新しい政策に生かしていく。現在検討を進めている新しい長期ビジョンにも反映させたい。
兵庫県知事 井戸 敏三
(参考)
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