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更新日:2023年11月24日

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11月11日から17日までは「税を考える週間」です

県民の皆様に、税の仕組みや目的など、税に対する理解を深めていただくため、毎年11月11日~17日を「税を考える週間」として、広報啓発活動を実施しています。

小学生高学年(5・6年生)の「税に関する書道・ポスター」(兵庫県納税貯蓄組合総連合会主催)や、中学生の「税についての作文」(国税庁、全国納税貯蓄組合連合会主催)の優秀作品のパネル展等を県内で実施しますので、ぜひご覧ください。

 

 

小学生高学年(5・6年生)の「税に関する書道・ポスター」

兵庫県知事賞(敬称略)

ふるさと納税

小野市立市場小学校
6年 甲山 心咲

 

税は力もち

赤穂市立城西小学校
6年 平野 百椛

兵庫県教育長賞(敬称略)

青色申告

姫路市立津田小学校
6年 真殿 結愛

県民緑税

神戸市立本山第三小学校
6年 中山 綺久

 

税で社会をアップデート

西脇市立西脇小学校
6年 戸田 泰地

税はくらしをささえる大樹

加西市立北条小学校
5年 山内 絢斗

中学生の「税についての作文」

国税庁長官賞(敬称略)

未来への投資である税     加西市立泉中学校 3年 小篠 誌織

数年前から消費税が十パーセントに引き上げられた。昔は消費税も無かったと聞く。私はなぜ消費税がつくのか不思議に思いながら物を買っていた。

「森林環境税、二〇二四年導入」。ある日、何気なくニュースを眺めていると、そんな記事が目に入った。私は、また増税か、と思いながら記事を読んだ。森林環境税は一人年間千円の納税で、それらは全て森林保護などに使われるようだ。

私が住むのは山間の集落だ。昔は林業が盛んで、私の祖父も林業をしていたそうだ。しかし今では林業をする人は居らず、残った山も個人で管理するのは難しく、山を売る人もいる。そうして売られた山では木々が切り倒され、太陽光パネルが置かれていたりするのを見た。森林が減って地球温暖化が進んでいるとも聞いた。

私には森林環境税はとてもいい話に思えた。森林環境税によって、林業従事者も増え、同時に環境が守られて地球温暖化対策にも繋がる。しかし調べていくと、批判的な意見も多いことが分かった。私がこの税に賛成できたのは、身近に山があり、身近に森林にある問題を感じることができるからだ。この税を納めることでどのような利益がもたらされるのかが安易に理解できた。一方で、山が身近にない人からすれば、森林にある問題も理解しにくく、その上この税は直接的な利益があるわけでもない。結果、意味のない税という解釈となり、反対されるのではないだろうか。

自分の身近にない税だと、直接的な利益があるわけでもなく、その税がどのように使われているのかも分からず、税を納めることにも気が進まない。そうならないためにも、どのような問題があって、それを解決させるために税がどのように使われているのかを知り、税を身近に感じる必要がある。そうすることで、自然と税に対しても貢献的になってくるものだと思う。直接的な利益がなくとも必ず社会のどこかで使われて、自分を含めた社会全体の利益となる。

私は森林環境税を知ったのをきっかけに税の身近さを感じ、自分が納める税である消費税などの使われ方を調べ、税の必要性などを理解できた。私も成人すれば、多くの税を自分自身で納めることになる。そのときも、一つ一つの税がそれぞれどのように使われているのかを知って税を身近に感じることで、税の良さと大切さをより深く感じることができるのだと思う。

税の負担は大きいもの。しかし、今の社会を維持し、豊かにしていくためには無くてはならないものだ。森林環境税など、すぐに私達に還元されないものもある。しかし、未来の私達や子孫が豊かな生活を送るために必要なものだ。税金は私達の生活を豊かにする。同時に、その豊かさを繋げ発展させるための未来への投資でもあるのだ。

 

ふるさと納税制度はこのままでよいのか     神戸女学院中学部 3年 内田 絢那

先日、私の家にふるさと納税の返礼品として、家族みんなが大好きなたくさんのお米が届きました。初めてふるさと納税制度の仕組みについて知った時、自分達の希望する地域を支援することが出来る上に、税金が控除され、更に地域の名産品等のお礼の品を頂けるふるさと納税は、なんて魅力的な制度なのだと思いました。しかし、そんなふるさと納税制度も様々な物議を醸していると聞き、どのような点が問題なのか、そしてどのような対策をとっていくべきなのかを調べ、考えてみました。

そもそも、ふるさと納税制度とは本来、過疎等の影響により、税収が減少している地域と都市部との地域間格差が生じるのを防ぐ為に作られた制度であり、他にも納税者が寄附先を選択出来るからこそ税金の使われ方を考えるきっかけとなる、お世話になった地域や故郷の力になることが出来る、色んな地域の取組を知り、改めて地域のあり方を考えるきっかけとなる、といった大きな意義を持っています。ですが、現在のふるさと納税制度は果たしてこれらの趣旨に沿うことが出来ていると言えるのでしょうか。冒頭で述べたように私は、ふるさと納税制度について魅力的だなと思ったのと同時に、お得な制度だなとも思いました。何故なら、少なくとも私は、将来納税者になったら、返礼品目当てで寄附してしまうなと思ったからです。実際に返礼品目当てで寄附している納税者は多いそうです。そのような状態になると生じてしまうのが、地域間による返礼品競争です。地域を支援するという本来趣旨が希薄となっているほか、一部地域に寄附が集中してしまい、他の地域では税収の減少に苦しんでいるという事態にまでなってしまっているそうです。ふるさと納税制度により、税収の地域間格差をなくしていくはずが、むしろ格差を拡大させてしまっているところもあるのです。

実際に、これらの問題点に対する様々な対策の一つとして、返礼品をなしにしている地域が徐々に増えてきているそうです。返礼品をなしにすることで、見返りを求めずに支援することが出来るという点で、本来のふるさと納税の趣旨に沿っていてとてもよい対策だなと思いました。

ただ、返礼品のことを意識してしまっている人が、納税者のほとんどであるというのが現状です。返礼品の価値や内容を重視して寄附先を選び、様々な取組について考えずに、寄附するという行動が問題点に大きく影響しているのではないかと個人的に思います。

返礼品の価値や内容だけでなく、自治体の取組等に対しても理解を深め、重視しながら寄附先を選んだり、寄附先の地域を支援するという心持ちを持ったりすることが大事だと思います。将来自分が納税者になった時、これらのことを心掛け、ふるさと納税制度を利用出来たらいいなと思います。

 

兵庫県知事賞(敬称略)

税金が創る当たり前     神戸市立大池中学校 3年 川﨑 裕貴

「世界がもし百人の村だったら」という物語を知っているだろうか。これは世界に住む八十億人を越える人々を百人に縮め、一つの村に見立てた物語だ。物語では村に読み書きできる人が約八十人、できない人は約二十人いると記載されている。要するに世界で約二十パーセントに当たる人々が読み書きを困難としているということだ。この文を読んで疑問に思った。自分の知り合いの中で読み書きができない人はいない。どこにその二十パーセントもの人々がいるのか見当もつかなかった。

先日、父とこの物語について話した。「読み書きができない人に心当たりはない」と。すると父は、「身近に見れないだけで世界にはたくさんいる。現状を当たり前だと思ってはならない」と言った。父がよくいうこの言葉。普段は聞き流しているが、このときは驚きと共に強く印象に残っている。

日本では小・中学校の義務教育において、教育費が税金で賄われている。空調の効いた部屋、並べられた椅子や机、進級ごとに配られる教科書。生まれたときからあるこの教育制度は、家庭の大きな負担となることなく、最適な環境で僕たちが学べるためのものだった。世界で二十パーセントの人々が十分に受けられていない教育に日本では税金が使われ、僕たちに様々な知識を授けてくれる。知らず知らずの内にこんなにも素晴らしいものを受け取っていたのかと驚いた。「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待を込め、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」日常に溶け込んでいるこの文章には、大きな温かみが含まれていることに気付いた。

僕たちの生活の根底にあるのは多くの人によって納められた税金であり、税金とは僕たちに向けた社会からの投資だ。この物語を読んでから、その投資を受けとることに対して胡坐をかき、当たり前だと思って生活することは社会にとって由々しき事態なのだろうと気付いた。

「あなたは日々税金の恩恵を受け生活していますが、しっかりと感謝できていますか。」そう聞かれると、僕は自信をもって「はい」と言うことができない。僕たちはもっと税金に対して理解を深め、感謝するべきなのだ。父は「現状を当たり前だと思ってはならない」と教えてくれた。しかし何も困ることのない今を当たり前だと思わせてくれる、そんな幸せを享受することができているのは税金のおかげなのだ、と。

自分が今の社会のように子供たちの未来に投資し、その子供たちが幸せに毎日を送っているところを見ると、僕は今よりさらに税金に感謝するだろう。そんな日を楽しみに、僕は今日も当たり前の日常を送ろうと思う。

 

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