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好気的状態に着目して求めた固形物滞留時間。
(好気槽内活性汚泥量)/(余剰汚泥や処理水中の浮遊物質として水処理系から排出される一日当たりの浮遊物質量)
溶存酸素の存在のもとで、有機物が生物学的に分解され安定化するために必要な酸素量をいい、水の汚濁状態を表わす指標の一つ。
有機性汚濁の指標。 数値が大きいほど、水が汚れている。
水中に溶解している分子状の酸素をいい、濃度はmg/Lで表される。酸素の溶ける量はごくわずかであるが、溶存酸素は水域の自浄作用にとって不可欠である。エアレーションタンク混合液中の溶存酸素をとくにMLDOという。
エアレーションタンク混合液中の溶存酸素。
エアレーションタンク混合液中の活性汚泥量。
MLSSのうちの有機分。
(有機性を表す場合、「org-」と表示する場合が多い。)
活性汚泥が余剰汚泥として引き抜かれるまでの平均滞留時間
孔径1μmのろ紙にかかる固形分。
30分間静置後に活性汚泥が占める容積率
単位重量の活性汚泥が占める容積SVI="(SV/MLSS)×10000
(窒素を表す場合「~-N」と表示する場合が多い。)
(りんを表す場合「~-P」と表示する場合が多い。)
エアレーションタンク内で下水が活性汚泥との混合液としてエアレーションされる理論的な平均滞留時間。
沈殿池や濃縮槽等で、沈殿した汚泥と上澄水や分離液とがほぼ明確に区別できる境界面をいう。
最終沈殿池で沈殿した活性汚泥をエアレーションタンクに種汚泥として返送するとき、流入水量に対する返送汚泥量の割合を%で表したもの。
エアレーションタンク混合液を30分間静置したとき、活性汚泥浮遊物1gが占める容量をmlで表したもので、汚泥の沈降性を示す指標。
下水をエアレーションしてできる吸着性や沈殿性のすぐれた汚泥のことで、有機物を栄養源として繁殖する好気性細菌、原生動物、輪虫等の生物および有機や無機の非生物性汚泥の集合体で、下水を浄化する能力をもっている。
エアレーションタンク混合液の浮遊物質をmg/Lで表したもの。
エアレーシヨンタンク混合液または返送汚泥をメスシリンダー1Lに入れ、30分間静置した後の沈殿汚泥容量(mL)を%で表したもの。
活性汚泥中の好気性微生物が分泌する粘着性のゼラチン状物質によって、下水中の微粒子および溶解性有機物が活性汚泥の表面に高濃度に集められる現象。
生物が利用可能な遊離の酸素分子が存在しない還元的な状態。
生物が利用可能な遊離の酸素分子が存在する状態。
下水の生物学的処理システムで、浮遊物がシステム中に滞留する平均時間。
(システム内の全浮遊物質量)/(1日当たりにシステムから流出する浮遊物質量(余剰汚泥量+処理水中浮遊物質量))
生物反応槽から流出した混合液を沈殿させて、処理水と汚泥を分離するための沈殿池。
生物処理に先立って、沈砂池、スクリーンを経た下水中に含まれる重力沈降によって沈殿可能な物質を沈殿除去する沈殿池。
活性汚泥法において、送風機から送られた圧縮空気を微細な気泡状にして混合液中に吹き込むエアレーションの方法。吹き込まれた空気が気泡となって水面に上昇する時、撹絆・混合が行われ、酸素が供給される。
エアレーションタンク内に効率よく空気を溶かし込むために用いられる気泡発生装置。
通常の生育条件下で糸状に生長する糸状細菌および糸状菌(カビの仲間)の総称。これらが異常に増殖すると、最終沈殿池における汚泥の沈降が不良となる。(バルキング)
光合成色素などを持たず、エネルギーを得るために外界の有機物を摂取しなければならない生物。活性汚泥の働きの大部分を担う。
水中のアンモニア性窒素が細菌(硝化細菌)の働きにより亜硝酸性窒素や硝酸性窒素に酸化される現象をいう。
沈殿池等において流入水量を沈殿池の水面積で除して得られる指標。m3/m2・日で表される。沈殿池にかかる負荷を表し、大き過きると汚泥の沈殿が妨げられる。
下水や汚泥が生物反応槽や沈殿池に流入してから流出するまでの平均的な時間。
(生物反応槽または沈殿池の有効容量)/(時間当たりの流入水量)
処理施設のうち、沈殿池等の流れが緩くなったり、よどんだ場所の水面に浮上した油脂や固形物の集まったものをいう。
下水中の浮遊性夾雑物によるパイプの閉塞やポンブ等の損傷を防ぐための設備。
溶存酸素の存在のもとで、有機物が生物学的に分解され安定化するために必要な酸素量。水の汚濁状態を表わす。
20℃、5日間で消費される酸素量で、mg/Lで表される。
無酸素状態下、脱窒細菌の作用によって水中の亜硝酸性窒素や硝酸性窒素が窒素ガスなどに還元される現象。
生物反応槽や沈殿池の構造により、均等に流れず、平均的な滞留時間を経ずに短い時間で流出する流れ。
流速を緩めて下水中の土砂等を沈殿除去するための池をいい、ポンプの摩擦や損傷を防ぐために揚水設備の前に設けられる。
沈殿池における滞留時間。
(池の有効容量)/(1時間当たりの流入水量)
窒素、硫黄、鉄などの無機化合物の酸化や光からエネルギーを得て増殖する細菌。炭素源に二酸化炭素や重炭酸塩を利用する。
最初沈殿池で沈殿させて分離した汚泥。
糸状微生物の異常な増殖などにより、活性汚泥の沈降性が悪化する現象。
エアレーションタンク内の単位MLSS量当たり1日に流入するBOD量。活性汚泥微生物と有機物の比。
1μmのろ紙に補足される混合物で、mg/Lで表される。汚濁の有力な指標の一つ。
遊離の酸素分子は存在しないが硝酸イオンなどの結合型性酸素は存在している状態。嫌気性と好気性の中間状態。
酸素原子(結合性酸素)をその中に含む硝酸イオンなども存在しない状態。
水中に存在する物質のうち、浮遊物質を除去した残りの物質。ろ過によって除去されないという意味でも使われる。
水中に溶解している分子状の酸素(mg/L)。エアレーションタンク混合液中の溶存酸素をMLDOという。
循環使用している間に増加する活性汚泥で、エアレーションタンク内の適正なMLSS濃度を維持するために引き抜かれる余分な汚泥のことをいう。余剰汚泥量を変えることにより、MLSS濃度を制御することができる。
りん除去能力を持つ活性汚泥を嫌気状態におくと、りんを放出するが、その後、好気状態におくと、放出した量以上にりんを摂取する現象。この現象を利用して、標準活性汚泥法より低い濃度にまでりんを除去することができる。
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