パーソントリップ調査
第6回近畿圏パーソントリップ調査(中間報告)
京阪神都市圏交通計画協議会では、令和3年9月~11月にかけて「人の動き」を調査する「第6回近畿圏パーソントリップ調査」を実施し、約10万世帯、約19万人の方からご回答(調査票の返送、Web回答)を頂きました。
大変多くの方々にご協力いただき、誠にありがとうございました。
現在、調査データについてはとりまとめ中ですが、現時点での集計結果を「中間報告」としてお知らせいたします。
第6回近畿圏パーソントリップ調査の集計結果(中間報告)(PDF:1,479KB)
パーソントリップ調査(パーソン="人、トリップ=動き)とは「どのような人が」「いつ」「どこから」「どこへ」「どのような目的で」「どのような交通手段を利用して」動いたのかについて調査し、人の一日の全ての動きをとらえるものです。
その調査結果は、望ましい交通計画を検討するための基礎的なデータとして活用しています。
- トリップとは
- 人がある目的を持ってある地点からある地点へ移動する単位をトリップといいます。
- トリップは、移動の目的が変わるごとに1つのトリップと数えます。
- 例えば、朝、自宅を出て会社に到着し、夕方に会社を出て自宅に帰った場合は、出勤1トリップ、帰宅1トリップの合計2トリップになります。
- トリップ目的について
- トリップ目的は大きく「出勤」「登校」「自由」「業務」「帰宅」に分けられます。このうち、自由は買い物、食事、レクリエーションなど、生活関連のトリップです。また、業務は販売、配達、会議、作業、農作業など、仕事上のトリップです。
- 代表交通手段とは
- 移動の際に利用する交通手段としては、鉄道、バス、自動車、二輪(自転車、原付・自動二輪車)、徒歩、その他(飛行機や船など)があります。
- 1つのトリップの中でいくつかの交通手段を用いている場合、そのトリップの中で利用した最も優先順位の高い交通手段を代表交通手段とします。
- 代表交通手段を決める優先順位は、鉄道→バス→自動車→二輪(自転車、原付・自動二輪車)→徒歩の順です。
- 発生集中量とは
- ある地域から出発したトリップの数(発生量)とその地域に到着したトリップの数(集中量)の合計をその地域の発生集中量といい、単位はトリップエンドといいます。
- 分担率とは
- 全体のトリップに対するある交通手段利用を利用したトリップの割合をその交通手段利用の分担率といいます。
- 例えば、ある地域の発生集中量が100トリップエンドあり、そのうち自動車利用発生集中量が20トリップエンドあった場合、自動車利用の分担率は20/100で20%となります。
前回(第5回)パーソントリップ調査結果