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兵庫県は「日本の縮図」といわれるように、北は日本海、南は瀬戸内海から淡路島を介して太平洋に面し、中央部には中国山地が東西に横たわり、高原や島々など変化に富んだ地形である。気候面から見ても北側は降水量が多く、南側は乾燥した晴天が続くなど、他府県に類を見ない自然環境を有している。こうした特色ある風土から多彩な農林水産業が営まれ、生産量で全国順位の上位を占める農林水産物が多く存在している。
農産物では山田錦(酒米)(1位)、丹波黒(黒大豆)(1位)、たまねぎ、いちじく、カーネーション、水産物ではシラス(1位)、ホタルイカ(1位)、ノリ養殖(1位)、ハタハタ、ズワイガニ、タコ類、イカナゴなどがある。また、神戸ビーフ、明石鯛などは全国的にも有名なブランドとして認知されている。県ではこれら豊かな食材をPRするため様々な支援や事業を展開。世界に向け、食の魅力を発信する取り組みなども行っている。
兵庫県では、兵庫県産の農林水産物およびこれらを主原料として県内で製造された加工食品の本来の美味しさをPRし、食に対する不安感や不信感を取り除くため、「ひょうご食品認証制度」を定め、安全・安心で個性・特長がある食品を「兵庫県認証食品」として認証している。
「ひょうごの農畜水産物パンフレット」より |
兵庫県認証食品は、具体的な認証審査の基準により「ひょうご推奨ブランド」と「ひょうご安心ブランド」の2種類があり、「ひょうご推奨ブランド」は生産方法・品質・地域性等に個性や特長があり、法令の遵守・生産管理体制等の整備が図れていると県が確認した商品。一方、「ひょうご安心ブランド」はひょうご推奨ブランドの認証基準に加えて、出荷記録等の整備や残留農薬等についてより厳しい基準をクリアした、安全性・安心感の高い食品である。
兵庫県認証食品のロゴマーク |
兵庫県産の優れた農林水産物・加工食品の生産・流通・消費を一層拡大することを目的とし、「兵庫県認証食品」の発展を推進するのは、生産・流通・消費・マスコミ関係者と行政等で構成された「ひょうごの美味し風土(FOOD)拡大協議会」。生産者が認証取得を希望する場合は地域を管轄する県民局に申請書の提出が必要となる。また、兵庫県認証食品の情報を発信するSNS「ひょうごのうまいもん情報局」、認証食品リストや取扱販売店、取扱レストランなどを掲載する特設サイト「兵庫県認証食品」なども運営している。
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兵庫県内の農畜水産物等を購入しやすいよう、県内農畜水産団体等が運営するECサイトの情報が1カ所で閲覧できる「兵庫の美味しいものまとめサイト『御食国ひょうご』」を開設。兵庫県内の農畜水産物等を販売するECサイトの約400商品(順次更新・追加予定)が一度に閲覧可能で、商品の写真をクリックするとECサイトに移動し購入できる。
兵庫県内の農畜水産物
生産者が直接語る兵庫県認証食品PR動画では、食材の特長や美味しさ、安心・安全に対する対策などを紹介。生産者の思いや収穫に携わる人々の様子などを見ることができるため、愛情深く育てられた食材の魅力を再認識できる。そのほか、兵庫県認証食品の紹介や食のイベント情報等を掲載。兵庫県にゆかりや関心のある方を対象とした、県内の地域情報やイベント情報、観光施設情報などを発信する「ひょうごe-県民アプリ」からもワンクリックでアクセス可能となっている。
兵庫の美味しいものまとめサイト「御食国ひょうご」 |
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