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昨日、県内に発出されている緊急事態宣言が3月7日(日)まで延長されました。これを受け、県では本日、第37回の対策本部会議を開催し、県民の皆様へ改めて知事メッセージ(PDF:98KB)を発出しました。
県全体では、新規感染者数は減少傾向にありますが、まだまだ医療体制は厳しい状況が続いています。丹波地域では、11月1日から2月2日までの約3ヶ月で66名の感染者が確認されており、1月27日~2月2日の1週間で、県全体が10万人あたり19.1人に対し、13.9人となっています。
県民局では、外出自粛等の取組についてご理解いただくため、1月15日(金)にJR篠山口駅と柏原駅、22日(金)と29日(金)にJR黒井駅とJR石生駅で、感染が拡大している都市部へ帰る方や学生などへ知事メッセージを配布しました。今週の金曜日にも、再度JR篠山口駅と柏原駅で配布するほか、宣言発出直後から自動車啓発や懸垂幕、ラジオ番組で、両市では防災行政無線やメールなどで呼びかけを行っています。改めて皆様一人ひとりが「うつらない・うつさない」との強い思いで、徹底した感染拡大防止にご協力ください。
(知事メッセージ配布の様子)
県立人と自然の博物館の中瀨勳館長が、令和2年度(第14回)「みどりの学術賞」を受賞されました。この賞は、植物や森林、自然保護などの研究で功績があった研究者等に対し内閣総理大臣から授与され、これまでに26名が受賞されています。中瀨館長には、人と自然が調和した地域づくりを目指す「丹波の森構想」に準備段階からご尽力いただき、また、構想を実現するための学習の場でもある講座「丹波の森大学」では、学長として永年にわたり人材育成に深く携わっていただきました。
そこで、今回の受賞をお祝いするとともに、丹波の森大学の講義の一環として、1月23日(土)に「第14回みどりの学術賞受賞 中瀨勳記念講演会」が開催されました。講演会には約50名が参加し、中瀨館長から「地域理解・マネジメント・絆」と題して、みどりの学術賞受賞に至るまでの活動や取り組みについてご講演をいただきました。その中でも特に、丹波地域における住民主体の地域づくりの先導者として重要な役割を果たしてこられたことや、人との繋がり・絆を大切にして「丹波の森構想」の具現化に邁進されてきたお話は興味深いものでした。
また、講演会終了後は、「令和2年度丹波の森大学」の閉講式が行われました。角野幸博学長からは、受講生33名にむけて「本大学で学ばれた知識を地域や職場の方々に広めていただき、丹波づくりの一翼を担っていただきたい」との励ましの言葉がありました。
なお、丹波の森大学では来年度、31期を迎え、学習の基本テーマ「森の声を聴く」のもと、大学などで教育、研究に取り組みながら地域づくりの第一線で活躍をされている講師による講義と現地学習をまじえた講座(全9回)が開講されます。詳細は決まり次第、「(公財)兵庫丹波の森協会HP(外部サイトへリンク)」に掲載されますので、是非、申し込みをお願いします。
(左から、中瀨勳記念講演会の様子、丹波の森大学閉校式の様子)
県民局では、毎年、阪神・淡路大震災の経験と教訓を承継するとともに、いつまでも忘れることなく、安全で安心な地域づくりを進めるため、ひょうご安全の日である1月17日頃に「『ひょうご安全の日』丹波地域のつどい」を両市の小学校で隔年開催しています。今年度は、丹波市の青垣小学校で準備を進めていましたが、管内の新型コロナウイルスの感染状況や緊急事態宣言が発出される状況にあることから、つどいについては、中止することにしました。
しかし、災害はいつ発生するか分かりません。また、阪神・淡路大震災から26年が経ち、県の人口の4分の1が震災後に生まれた人たちです。震災を知らない若い世代が増える中、将来の災害に対する関心を高めるため、つどいに代わって「防災学習」事業を実施しました。
当日は、3密を避けるため、全校児童283名のうち5年生と6年生の90名を対象として、丹波市や青垣小学校、丹波教育事務所、震災・学校支援チーム(EARTH)、自衛隊柏原地域事務所、丹波市防災会の協力のもと、避難所生活で役立つアイテムなどを紹介する防災クイズや、自衛隊車両・装備品の展示、最大震度7の揺れが体験できる起震車体験、水消火器の放出体験を実施しました。
また、事業終了後、校長室にて代表児童5名に、避難時に必要な非常食や緊急用ホイッスル、災害学習ノートなどが入った緊急持出袋を贈呈しました。袋の表面にも、逃げ道の確保や火元の確認など、地震発生5分間にすべきことが記載されており、後ほど、全校児童にも贈呈しましたので、児童一人ひとりが当日経験したことを思い出しながら、災害への備えに活用してもらえるよう期待しています。
(左から、防災クイズ、自衛隊車両の展示、起震車体験、水消火器の放出体験、防災グッズ贈呈)
丹波県民局長 飯塚 功一
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