丹波県民局長メッセージ（令和３年４月）

このたび、丹波県民局長に就任した今井です。 

丹波地域は、様々な魅力に満ち溢れた空間です。多紀連山をはじめとする豊かな自然のほか、里山と田園空間が織りなす日本の原風景的景観、篠山城跡や歴史的街並み、日本遺産立杭焼などの伝統工芸、黒大豆や山の芋、栗、大納言小豆等の特産品、太古のロマンに満ちた恐竜（丹波竜）化石など、人々を惹きつける多様な地域資源を有しています。

丹波地域では、これら豊かな地域資源を活かして、「丹波の森づくり」と呼ばれる、自然と人と文化の調和した地域づくりを30年以上にわたって住民、事業者、行政が一体となって進めてきました。その理念である‘自然と織りなす豊かなライフスタイルの創造’は、まさしく、ポストコロナ社会がめざす方向性を先取りしたものともいえるでしょう。

地方回帰が進む現在、この多彩な魅力を背景として、丹波地域は移住先や二地域居住の適地として改めて注目されつつあります。喫緊の課題である新型コロナ対策に万全を期すとともに、丹波の森づくりのさらなる推進により、ポストコロナ社会における新しい暮らし方、働き方を創造、実践できる場として、地域の価値向上、魅力発信を図ってまいります。それにより、関係・交流人口の拡大、移住・定住の促進を図り、活力ある地域社会の構築を加速化してまいります。

どうぞよろしくお願いします。

丹波県民局長　今井　良広