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8月31日に県道稲畑柏原線の萱刈峠の改修が終わり9月1日から通行を再開しました。9月末までの予定でしたが、工事施工業者の努力により順調に作業が進み1箇月の前倒しとなりました。しかしながら、2月13日から約7ヶ月の間、これまで通行されていた皆様にはご不便ご迷惑をおかけ致しました。
この萱刈峠は急カーブ、急勾配な上に大型車の通行も多く、更に日当たりが悪く冬場は凍結の危険性もあったことから、平成30年度に改良事業に着手し、測量、設計、用地買収の後、令和2年10月より工事にとりかかり、この度の完成に至りました。
完成写真(柏原側から稲畑方面)
昭和41年発行の沼貫村史によると、“(萱刈)峠は標高160m内外に過ぎないが、非常に急坂であった。明治以降しばしば切り下げられて今日に及んでいる。”とあり、先人の時代から交通の難所であったことが窺えます。
今回の事業では峠部を約7m切り下げ、最高点を標高110.5mにすることで勾配を10%(100mで10m登る坂道)から6%に、自転車でも何とか登れる勾配にするとともに、曲線半径も大きくし路肩も広くする工事を行いました。
この完成により稲畑柏原間の安全で円滑な交通を確保するとともに、山南町方面からの丹波医療センターのスムーズなアクセス可能となります。また柏原高校に通う生徒も安全に通学できるなどの効果が期待されます。
改修前(大型車がセンターラインをはみ出し) 改修前(自転車を押して峠を登る高校生)
丹波県民局では産学官民様々な人同士の出会い・交流が知恵や工夫を生み出し、地域発のイノベーションが次々と起きる地域をめざす「シリ丹バレー構想」を推進しています。それらの活動を陰で支えるのが安全・安心、交流を支える社会基盤(インフラ)です。引き続き管内のインフラ整備に全力で取り組んで参ります。
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