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このたび、令和5年9月22日に開催された土木学会理事会にて、「高砂港向島突堤」が選奨土木遺産に認定されましたので、お知らせします。
土木学会選奨土木遺産 (jsce.or.jp)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(東播磨港高砂地区)
高砂市高砂町向島町・相生町
(1)種 別
東防波堤(一文字波止):L=95m+75m=170m、西防波堤:L=25m
(2)構 造
石積み護岸他
(3)竣工年
1866年(慶応2年)完成(着工:1808年(文化5年))
(1961~1964年(昭和36~39年)修繕工事)
(1961~1967年(昭和36~42年)埋立工事時に一部撤去)
(4)管理者
兵庫県(東播磨県民局加古川土木事務所)
1.工楽松右衛門※が改修した当時(1800年代)の姿を偲ばせる石積みが
部分的に残り、高砂港の改修と、そこに用いられた土木技術の歴史を
現代に伝える貴重な構造物である。
(※ 丈夫な帆布「松右衛門帆」を発明し、築港工事で日本の海運を
支えた高砂市生まれの人物)
2.大型船が出入りできる港を整備したことで物流量が増加し、高砂の
経済発展に寄与した功績は非常に大きく、現在も播磨臨海工業地域
の一翼を担っている。
・初代工楽松右衛門が、長年にわたる土砂の堆積で、浅くなり船舶の
碇泊に支障をきたす状況になっていた高砂港の改修工事に着工
(1808年(文化5年))。
・工楽家はその後、三代にわたって55年の歳月をかけ、高い土木技術を
もって高砂港の改修を行い、近世後期以降の新田開発や港湾整備など
のまちづくりに活かしていた。
・当該港湾は、1964年(昭和39年)重要港湾「東播磨港」(高砂地区)
に指定。
お問い合わせ
部署名:東播磨県民局 加古川土木事務所 港湾課
電話:079-421-9205
内線:539
FAX:079-421-0072