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2024年1月1日、能登半島地震の発災が正月気分を吹き飛ばし、国中が深い悲しみと不安に包まれました。あの時からもうすぐ1年を迎えます。一日も早い復旧復興を心よりお祈り申し上げます。
衝撃から始まった2024年も12月を迎え、はや1年が過ぎ去ろうとしています。今回は、阪神北県民局2024年10大ニュースを選定し、この1年間をふり返ってみたいと思います。
なお、10大ニュースの採択にあたっては、各所属からエントリーのあった項目について、阪神北県民局幹部職員による投票をもとに選考しました。
宝塚市は4月1日、川西市は8月1日に市制70周年を迎えました。両市では、70周年を記念した“ダリアのブーケを並べて世界記録に挑戦(宝塚市)”“植村花菜70周年記念コンサート(川西市)”や“モルック大会(川西市)”など、様々なイベントや事業を展開し、未来に向けたさらなる発展の契機となりました。
能登半島地震からの復旧復興を応援すべく、阪神北県民局からも、避難所運営支援、道路調査、避難者・在宅者の健康支援、家屋被害認定支援、廃棄物処理支援等に延べ14人の職員を派遣、被災地域の再起の力となりました。
2車線道路で中国道宝塚ICとの平面交差で交通渋滞が多発した尼崎宝塚線(小浜交差点~安倉団地前交差点)が、4月に4車線化及び小浜南交差点の立体交差化を完了。多くの車両がスムーズに通行でき、また「片側のみの狭い歩道」から「両側に広い歩道」に姿を変え、安全なすれ違いが可能となりました。
~阪神北地域魅力再発見ツアー開催やひょうごフィールドパビリオンの磨き上げ進む~
11月から12月、阪神北地域在住者など約60人に参加いただき、管内のひょうごフィールドパビリオンを巡る日帰りツアーを3回開催。大阪・関西万博開幕に向け、参加者からSNSにより広く情報発信、参加者の声をフィールドパビリオンのプログラム磨き上げに反映させます。
阪神地域のブランド牛「三田牛」が12月に海外へ初めて輸出。12月11日に三田肉流通振興協議会等主催で出発式を開催しました。今回の初輸出をきっかけに世界中に三田牛のおいしさを届け、三田牛のさらなる発展が期待されます。
阪神北部地域で生産拡大に取り組む“阪神産黒大豆枝豆”は、JA兵庫六甲による集出荷調整施設の本格的整備(2022年)により、販売額が急増。さらに関係者一丸となった取組を進めた結果、販売額1億円を達成しました。
里山の理解を深めるとともに、里山を守り育てる意識醸成を図るため、「未来へ守りつなぐ私たちのTAKARA里山」をテーマとした“ひょうご里山フェスタ2024”を11月3日、宝塚市西谷地区において開催。約3100人が集い、里山の魅力を体感しました。
地域の声を踏まえて整備してきた宝塚大橋歩道空間整備事業が3月に完成。「景観を楽しみ、使い育てる橋」をコンセプトに、数人でゆっくりと景観を楽しめる幅広いベンチ、連続性を演出した植栽帯、広くなった歩行空間、レガシーを感じる彫刻の復元などを整備。まちのシンボルと景観を楽しむ空間がより美しく蘇りました。
美しいひょうご北摂の里山の自然と風景を一つひとつの展示物に見立て、里山の保全と地域の活性化を図る“北摂里山博物館構想”策定から13年を経て、 “北摂里山フォーラム2024”を12月12日に開催。約120人が集い、これまでの活動をふりかえりながら、この取組の意義やあり方、今後の展開等について意見を交わしました。
阪神北地域でSDGsに取り組む学校、企業、団体、行政が参集し、“阪神北SDGsプロジェクト”としてネットワークづくりを推進。若手職員が中心となって、家庭で不要になった絵本・洋服・おもちゃのリユースやフードドライブ、ネットワーク会議を開催し、阪神地域におけるSDGsの取組拡充を図りました。
阪神北県民局長 宮口 美範
お問い合わせ
部署名:阪神北県民局総務企画室総務防災課
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