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春から夏へ季節が移ろう時期、近畿地方では6月上旬から7月中旬頃にかけて、梅雨を迎えます。梅雨に入ると雨の日が多くなり、最近では災害級の大雨となることもあり、厳重な注意が必要です。今月(6月)は、大雨災害等に備え、県CGハザードマップの活用方法や、提供する防災情報の内容等についてご紹介します。
近年の気候変動に伴い、いつどこで起こってもおかしくない災害への備えとして、まず、お住まいの地域において、どのような災害リスクがあるのかを把握することが重要です。
県CGハザードマップでは、大雨時にどこにどの位の危険があるかを地図上で確認できます。是非、避難場所や避難経路をご家族で共有してください。
避難時の非常用品を事前に準備しておくことも大切です。リュックなどに入れて、すぐに持ち出せる所に置いておきましょう。住居の周りの排水溝等の水はけ等も確認し、なるべく早い段階で、これから来る梅雨、台風等による大雨への備えに心がけてください。
大雨が降ると、様々な防災気象情報が発表されます。防災情報を基に安全な行動をお願いします。
降雨時には、低い土地での浸水、河川の増水、氾濫や、土砂災害などの災害発生リスクが高くなります。特に、河川の近くにお住まいの方は河川の増水や氾濫に十分な警戒が必要となります。ただし、増水した川に近づくのは絶対に控え、河川の水位情報等を基に安全な行動をとってください。
県CGハザードマップでは、リアルタイムで近くの河川の水位、河川の様子(画像)等を確認できます。河川の状態等を把握し、早めの避難に備えてください。
「川の防災情報」では、水位や河川カメラ画像などをパソコン、スマートフォンで見ることができます。画面上のマークと色に注目して状況の変化を把握します。下向きの矢印のようなマークは、水位を観測している地点を示しており、クリックすると、水位をグラフで確認できます。その色は、危険度が上がっていくと、水色(平常時)から緑→黄色→赤(橙)→紫と変化していきます。
「警戒レベル」は、災害発生の危険度と、とるべき避難行動について、5段階のレベルで表示しています。
※こちら(PDF:383KB)を参照
なお、警戒レベルとは別に気象庁等から発表される「警戒レベル相当情報」について、相当する警戒レベルと同様の行動、対策を行うようにしてください。
「備えあれば憂いなし」。気象庁、CGハザードマップ等による情報を活かしつつ、梅雨や台風等による災害に備えてください。
阪神北県民局長 宮口 美範
お問い合わせ
部署名:阪神北県民局総務企画室総務防災課
電話:0797-83-3101(代表)
FAX:0797-86-4379
Eメール:hanshinksom@pref.hyogo.lg.jp