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更新日:2024年6月5日

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令和6年6月局長メッセージ(阪神北県民局長 宮口 美範)

春から夏へ季節が移ろう時期、近畿地方では6月上旬から7月中旬頃にかけて、梅雨を迎えます。梅雨に入ると雨の日が多くなり、最近では災害級の大雨となることもあり、厳重な注意が必要です。今月(6月)は、大雨災害等に備え、県CGハザードマップの活用方法や、提供する防災情報の内容等についてご紹介します。

近年の気候変動に伴い、いつどこで起こってもおかしくない災害への備えとして、まず、お住まいの地域において、どのような災害リスクがあるのかを把握することが重要です。
県CGハザードマップでは、大雨時にどこにどの位の危険があるかを地図上で確認できます。是非、避難場所や避難経路をご家族で共有してください。
避難時の非常用品を事前に準備しておくことも大切です。リュックなどに入れて、すぐに持ち出せる所に置いておきましょう。住居の周りの排水溝等の水はけ等も確認し、なるべく早い段階で、これから来る梅雨、台風等による大雨への備えに心がけてください。

 

未来トップ 洪水1

 

大雨が降ると、様々な防災気象情報が発表されます。防災情報を基に安全な行動をお願いします。
降雨時には、低い土地での浸水、河川の増水、氾濫や、土砂災害などの災害発生リスクが高くなります。特に、河川の近くにお住まいの方は河川の増水や氾濫に十分な警戒が必要となります。ただし、増水した川に近づくのは絶対に控え、河川の水位情報等を基に安全な行動をとってください。
県CGハザードマップでは、リアルタイムで近くの河川の水位、河川の様子(画像)等を確認できます。河川の状態等を把握し、早めの避難に備えてください。

 

今トップ 川の情報 水位グラフ 

 

「川の防災情報」では、水位や河川カメラ画像などをパソコン、スマートフォンで見ることができます。画面上のマークと色に注目して状況の変化を把握します。下向きの矢印のようなマークは、水位を観測している地点を示しており、クリックすると、水位をグラフで確認できます。その色は、危険度が上がっていくと、水色(平常時)から緑→黄色→赤(橙)→紫と変化していきます。

  1. 黄色の「氾濫注意水位」に達したときは、注意してこまめに情報をチェックしてください。
  2. 赤(橙)の「避難判断水位」は、大雨の警戒レベル「3」相当で、自治体が「高齢者等避難」を出す目安です。
  3. 紫の「氾濫危険水位」は、川からいつ水があふれだしてもおかしくないような危険な状況、大雨の警戒レベル「4」相当で、自治体が「避難指示」を出す目安とされます。

「警戒レベル」について

「警戒レベル」は、災害発生の危険度と、とるべき避難行動について、5段階のレベルで表示しています。

こちら(PDF:383KB)を参照

  • 警戒レベル1
    災害への心構えをする
  • 警戒レベル2
    避難に備えて避難行動を確認する
    CGハザードマップで避難場所や避難経路を確認するなど、避難に備えましょう
  • 警戒レベル3
    高齢者は避難を開始する
    自治体から「高齢者等避難」の情報が出されます。
    高齢者や避難に時間を要する人は避難を開始し、それ以外の人もいつでも避難できるように準備しましょう。
  • 警戒レベル4
    すぐに避難行動をとり、避難を完了する
    土砂災害警戒情報や氾濫危険情報などの発表に伴って市町村から「避難指示」が出されます。対象地域の方は全員速やかに避難してください。
  • 警戒レベル5
    命を守るための最善の行動をする
    特別警報や氾濫発生情報などが発表され、市町村から災害発生情報が出されます。すぐに命を守るための最善の行動をとってください。既に何らかの災害が発生している可能性もあり、無理に避難所に向かうことは危険です。

「警戒レベル相当情報」について

なお、警戒レベルとは別に気象庁等から発表される「警戒レベル相当情報」について、相当する警戒レベルと同様の行動、対策を行うようにしてください。

  • 特別警報
    予想される現象が特に異常で、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合に、最大級の警戒を呼びかけるもの
    大雨(土砂災害、浸水害)・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮の6種類
    特別警報が発表された時には、既に災害が発生している可能性が極めて高い状態
    避難指示などに従って、ただちに避難所などに避難が必要
    避難所への避難が困難と判断される場合には、垂直避難を行うなど現在いる建物の中でも安全な場所に避難
  • 警報
    重大な災害が発生するおそれのある時に警戒を呼びかけ
    大雨・洪水・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮の7種類
    川の水位をチェックする上で、「上流の水位」も確認することが重要です。下流で雨が降っていなくても、時間をおってどんどん下流の水位が上がっていくこともあります。
    大雨の際には、河川カメラのライブ画像が役に立ちます。カメラマークがある場所をクリックすると、川を見に行かなくても、その様子を把握することができます。河川の様子を直接見に行くことは控え、河川カメラを活用ください。

     カメラ

「備えあれば憂いなし」。気象庁、CGハザードマップ等による情報を活かしつつ、梅雨や台風等による災害に備えてください。

 

阪神北県民局長 宮口 美範

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お問い合わせ

部署名:阪神北県民局総務企画室総務防災課
電話:0797-83-3101(代表)
FAX:0797-86-4379
Eメール:hanshinksom@pref.hyogo.lg.jp