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「ビタースウィート・サンバ」が流れてくると、今でも10代の頃の甘くて、苦くて、酸っぱい記憶が、鼻の奥の方を刺激するような感覚をおぼえます。
深夜ラジオ、オールナイトニッポンのテーマ曲「ビタースウィート・サンバ」は、世代の別なく、誰しもが何らしかの郷愁を呼び起こすメロディではないでしょうか。
以下、敬称略で失礼します。
私がオールナイトニッポンを一番聴いていた時期は、中高生時代の1980年代。当時のパーソナリティは、中島みゆきや桑田佳祐、タモリ、小泉今日子、ビートたけし、笑福亭鶴光などで、思春期真っ只中なだけに、鶴光の下ネタオンパレードの番組などをよく聴いていました。世代によって、吉田拓郎だったり、とんねるずだったり、伊集院光だったり、福山雅治だったり、あるいは菅田将暉だったり、お気に入りだったパーソナリティはそれぞれだと思います。
そのオールナイトニッポンが55周年を迎えたことを記念して、2月17日(金曜日)18時から19日(日曜日)25時まで、ニッポン放送で55時間ぶっ通しの特番が放送されました。ナインティナインに始まり、大トリの福山雅治まで、「レジェンド」ともいえる29組の歴代パーソナリティが基本2時間ずつ、次々に登場。radiko(ラジコ)のエリアフリー機能とタイムフリー機能を駆使して聴きました。1週間かけて全番組。半ば義務感もありましたが、こういう特番でもないと聴くことがなかったパーソナリティも聴けたので、貴重な時間となりました。
特に印象的だった放送を紹介します。
55時間全編を通して、あふれていたのが「お帰りなさい」という空気。リスナーからは、聴いていた当時のエピソードが数多く寄せられ、深夜ラジオがさまざまな人の青春と深くつながり、今でも愛されていることが伝わってきました。
ここで、阪神北県民局の「お帰りなさい」の話題を。
宝塚大橋に「アトム」や「サファイア」など5枚の手塚マンガパネルが帰ってきました。耐震補強などの長寿命化改修工事の際に、一旦撤去されましたが、このたび、5枚揃って歩道に設置されました。令和5年度には、「景観を楽しみ、使い育てる橋」をコンセプトに、宝塚大橋の歩道空間を整備します。こうしたコンセプトがある橋は、県内でも希有なもの。
生まれ変わる宝塚大橋が、皆さんからいつまでも愛される橋になれば幸いです。
≫県民だよりひょうご3月号阪神北版
≫宝塚大橋の歩道空間整備
オールナイトニッポン55周年を記念したジングルが、めちゃめちゃかっこいい。トラックを星野源、リリックとラップをオードリーの若林が担当し、リリックには歴代パーソナリティの名前が散りばめられていて、そのセンスに震えます。
もうオールナイトニッポン内でも流れてないかもしれませんが、星野源のInstagram(インスタグラム)で聴けます。
最後に、私的な謝罪を。
「全部の番組聴こうとすると、SixTONES(ストーンズ)とか聴くのはきついなあ」と、ふと漏らしたのを、SixTONESファンの長女に聞かれ、ブチ切れられました。
ごめん。
聴いてみたら、普通に聴けた。先入観でゆうたらあかんね。
今月もお読みいただき、ありがとうございました。
ほな!
阪神北県民局長和泉 秀樹
お問い合わせ
部署名:阪神北県民局総務企画室総務防災課
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