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ケアリーバー(社会的養護経験者)とは、児童養護施設や里親などの社会的養護の保護(ケア)を離れた方(リーバー)のことです。親など頼れる方がおらず、施設等を離れた後に、困難に直面する方も少なくありません。
兵庫県では、こうしたケアリーバーの実態を把握するとともに、必要な支援方策を検討するため、学識者、施設長、里親支援機関、就労支援機関、自立支援機関、民間財団、弁護士、医師、ケアリーバー当事者の有識者に集まっていただき、2023年6月に「ケアリーバーの支援のあり方検討委員会」を立ち上げました。
現在取り組んでいるケアリーバーの支援についてはこちら(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
実態把握調査の結果と検討委員会での意見をとりまとめ、第4回検討委員会で報告書の素案の議論を行いました。
提案書では、「自立」とは、頼る先を増やして、「助けて欲しい」と言える勇気を持てるようになることを共通認識として持つこと、こどもたちが権利の主体であることを基本に作成が進められました。
入所中、退所前、退所後のそれぞれの段階で「将来の選択肢を広げる」、「一人ひとりの歩みに寄り添う」、「つながりで安心を支える」の3つの柱立てで、入所中から退所後まで連続性の中で支援がつながっていくよう支援推進方策が示されました。
(PDF:1,133KB)
※上記の画像をクリックすると、報告書(PDF)をご覧いただけます。
令和6年3月22日、「兵庫県ケアリーバーの支援のあり方検討委員会報告書」について、同委員会の遠藤座長から生安福祉部長へ手交されました。
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