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更新日:2024年5月10日

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歯と口腔の健康づくり

乳幼児期から高齢期までの生涯にわたる切れ目のない歯及び口腔の健康づくりと、社会環境の変化に応じた体制の整備を目指して歯及び口腔の健康づくり推進条例を制定し、関係者の参画と協働及び相互連携を図り、実効性のある施策を推進します。

 

歯と口腔は、食べる、話すなど人が生きるために欠かせない役割を担っています。そして、歯と口腔の健康は、生活習慣病を予防し、健康寿命の延伸にも寄与します。たとえば、80歳を超えると、残存歯が多く、よく噛める人ほど長寿であり、全身の健康状態も良いことがわかっています。

 

歯を失う大きな原因は、むし歯と歯周病です。初期にはあまり症状がないため治療が手遅れになり、その結果、多くの歯を失う人の割合が、60歳代以降から急増しています。なかでも歯周病は、糖尿病や脳梗塞、誤嚥(ごえん)性肺炎注1など生死に関わる全身疾患に関わっていることが明らかになっています。

 

これらの歯科疾患を防ぐには、毎日の正しい歯みがきでみがき残しをなくすとともに、定期的に歯科健診を受診し、見逃しやすい小さな変化に早めに対応することが必要です。

 

兵庫県では、すべての人が、生涯自分の歯でかみ、健康で楽しい食生活を送るために、乳幼児から高齢者までライフステージに応じた歯と口腔の健康づくりを推進します。

 

注1:病気や加齢などにより飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、口の細菌や逆流した胃液が誤って気管に入りやすくなり、その結果、発症する肺炎のことをいいます。

 

 

きらっとはばタン

 

 

 

 

歯と口腔に関する計画について

 

本県では、市町、関係団体と連携し、歯と口腔の健康づくりを計画的に推進していくため、令和4年3月に「兵庫県健康づくり推進プラン」(第3次)を策定し、分野別方針のひとつの柱として「歯及び口腔の健康づくり」を位置づけ、次世代への支援、成人期への支援、高齢期の取組、配慮を要する者への支援等各ライフステージ別に基本方針を示し、取組みを推進しています。また、基本方針に基づき、各ライフステージ別に具体的な目標値を設定した「兵庫県健康づくり推進実施計画」(第3次)を策定し、PDCAサイクル(計画→実施→評価→改善)を意識した効果的・効率的な施策展開を目指します。

 

兵庫県口腔保健支援センターについて

 

本県では、「兵庫県口腔保健支援センター」を健康増進課内に設置し、「兵庫県健康づくり推進プラン」(第3次)「兵庫県健康づくり推進実施計画」(第3次)の進捗状況の管理、市町・健康福祉事務所・関係団体に対する支援を行っています。計画・各種事業の具体的な推進方策については、歯及び口腔の健康づくり推進部会で審議しています。

 

口腔保健支援センターの詳細な取組については、「兵庫県口腔保健支援センターの取組」ページを参照してください。

 

  • 兵庫県口腔保健支援センターの概要
    1. 設置場所健康増進課内
    2. 設置日平成27年6月5日
    3. 事業内容
      • 歯科口腔保健に関する知識等の普及啓発・情報提供
      • 歯科口腔の健康づくりに携わる人材の育成
      • 市町、関係機関・団体との連携・調整
      • 歯科口腔の健康づくりに関する調査及び研究の推進
      • 歯科口腔の健康づくりに関する施策の企画・立案・評価等

 

【看板掲出】兵庫県歯科医師会長(左)、

健康福祉部長(中央)、兵庫県歯科衛生士会長(右)




・兵庫県口腔保健支援センターの推進体制

参考:兵庫県口腔保健支援センター設置要綱(PDF:48KB)

 

お問い合わせ

部署名:保健医療部 健康増進課

電話:078-362-9109

FAX:078-362-3913

Eメール:kenkouzoushinka@pref.hyogo.lg.jp