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県内には、農業、林業、畜産業、水産業など1次産業について専門的に学べる県立高校が12校あり、個性豊かな学科がラインアップ。特徴的な3学科を紹介します。(本紙編集部)
酪農コースでは乳牛を育て搾乳するほか、敷地内で栽培した飼料を餌に混ぜ、ふんを肥料にする循環型酪農経営なども学びます。肉畜コースでは、肉牛、豚、鶏を開放的な環境で飼育。加西市内の酒造会社の酒かすを餌にした同校発のブランド豚「ハリマ夢ポーク」の生産にも力を注いでいます。

人懐こい母豚。タイミングが合えば出産に立ち会うこともあります。
電子顕微鏡や元素分析装置といった最新機器をそろえた環境で、先進農業技術やバイオテクノロジーについて学びます。生徒が品種改良した酒米とサルビアの天然酵母を使って市内の酒造会社と共同で日本酒を醸造するなど、地域に根差した取り組みも進めています。

3年間で研究に必要な技術を学びます。県内の高校で電子顕微鏡を導入しているのは同校のみ。
オーシャンコースでは、船員や漁師などに必要なスキルを習得。在学中約90日間の航海実習で、操船や甲板作業、漁を体験します。アクアコースは、海洋生物の飼育や管理、生態系調査を行います。シーフードコースは、水産物の調理や加工を専門とし、近海の魚介を用いた缶詰開発などにも挑戦します。

航海実習では日本海近海で漁にも挑戦。
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