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五国の現場から -SCENES OF GOKOKU-


県内各地で行っている県の主要施策の取り組みなどをクローズアップします。


SCENE1 -県立西宮総合医療センター- 高度急性期医療を担う阪神地域の新たな医療拠点が誕生

【県立西宮総合医療センター(西宮市)】

県立西宮病院と西宮市立中央病院を統合・再編し、7月1日、「県立西宮総合医療センター」が開院しました。
病院棟は11階建てで、救命救急センターの20床を含む552床※を整備。

阪神地域の高齢者人口の増加を見据え、心臓血管外科、脳神経内科、精神科を新設し、計35診療科でスタートしました。屋上ヘリポートから手術室やICUへ迅速に移送できる専用エレベーター、感染症拡大を防ぐ動線の分離機能など、高度急性期医療や救急・災害医療を支える設備が充実しています。

※開院時の502床から段階的に稼働

 

救命救急センターにはロボットアーム式の血管撮影装置も。

敷地内に西宮市消防局の救急ワークステーションを設置。事案に応じて医師が救急車に同乗し、救急現場や搬送中から医療処置を開始できる体制を整えています。

 

利用者の声

  • 救急体制が強化されるということで、子育て中の身としてはとても心強いです。(30代、女性)
  • 高度な医療機器がそろい救命救急センターも併設と聞き、重い病気やけがも地域でしっかり診てもらえるという安心感があります。(50代、男性)
  • 阪急「阪神国道」駅から近いので、高齢の家族の付き添いがとても楽になりました。(40代、女性)
     

SCENE2 -兵庫経済フォーラム- 地場産業の持続的な発展を県内全体で考える機会に

 

7月10日、未来の兵庫経済の在り方を議論する「兵庫経済フォーラム」を三木市で初めて開催。齋藤元彦知事や兵庫県商工会議所連合会の川崎博也会頭をはじめ、商工会議所、商工会、金融機関、大学等の関係者約100人が参加しました。

齋藤知事は「県内の地場産業は販路拡大や後継者不足といった課題を抱えています。オール兵庫で知恵を出し合い、解決の糸口を見いだすことができれば」などとあいさつ。シンポジウムでは地元の金物メーカーや酒造会社の経営者が海外展開などの取り組みについて報告した後、参加者らと大学等との連携による人材確保対策、スポーツを活用した地域活性化策などについて意見を交わしました。



フォーラム関係者の間で、SNSでの国内外への情報発信やインターンシップを通じた人材育成の重要性などが共有されました。

 

兵庫経済フォーラム

兵庫経済フォーラムの詳細

兵庫県職員のまなざし(職員インタビュー vol.2)

食肉は安全・安心という「当たり前」を支える

国や都道府県等では公務員獣医師が働いており、全国の獣医師のうち約2割を占めています。松尾志穂子獣医師は、流通前の食肉に異常や疾病がないかを確認する、と畜検査に携わり、食卓の安全を支えています。

兵庫県食肉衛生検査センター
獣医師 松尾志穂子主任

公務員獣医師だからできる仕事

獣医師と聞くと、動物のお医者さんを思い浮かべますが、公務員獣医師の大切な任務の一つは食品の安全確保です。私が担当する肉牛のと畜検査とは、解体前の肉牛を一頭一頭触診などを行う生体検査に始まり、解体後は頭部や内臓、枝肉に異常や疾病がないかを入念に確認するもので、法律上、公務員獣医師にしかできません。

違和感を見逃さない

県食肉衛生検査センターには、月に700頭ほどが搬入されます。肉牛は筋肉や臓器の色、形、大きさ、質感などに個体差があり、一目見ただけで異常と分かるケースは少なく、大半は「何かおかしいな」といった違和感レベルです。技術や知識、経験を頼りに判断し、精密検査で病気と診断したときは「流通前に見つけることができてよかった」と胸をなでおろします。消費者の皆さんの安全につながったと実感できる瞬間です。

当たり前の食卓を支える

スーパーに並んだお肉を安心して購入し、家族や友人と食卓を囲むという「当たり前」が続くよう、日々検査に向き合っています。何も起こらないことが何よりの成果です。私たちの仕事が皆さんの目に触れる機会はほとんどありませんが、日常の食卓の裏に、公務員獣医師の存在があることを少しでも知ってもらえると、うれしいですね。


全ての検査を経て流通可能となった枝肉には左の写真のように「検印」が押されます。
少しでも違和感を感じたら精密検査(病理検査、微生物検査、理化学検査)を行います。

 

 

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